引退した白毛の小型馬の顔


2021年9月末。
夏の暑さは過ぎ去り、快適な旅の季節がやって来ました。
しかし一方で、感染拡大防止の取り組みは続いており、わたしのパートナーは自宅のある新潟県から外に出ることを制限されていました。
閉塞感の中、なんとか気分転換できないかと県内でのお出かけを模索します。

新潟県内の市町村は行き尽くしたかのように思えましたが、わたしたちにとってひとつだけ未知の町がありました。
それは、県北部の胎内(たいない)市。
いろいろな場所を見て回りたくて、週末、車中泊の準備をして出発しました。

稲刈りの済んだ田んぼ
当日は幸運なことに台風一過の爽やかな気候となりました。
農家の皆さんにとっては絶好の稲刈り日和です。

高速道路は使わず、景色を楽しみながら田んぼの中の一般道路をゆっくりと進みました。


松原ステーブルスの看板と馬たち
【引退馬の憩いの場 松原ステーブルス】
胎内市に入って最初の目的地は「松原ステーブルス」。
引退した競走馬などがのんびり余生を過ごすための養老牧場です。

引退馬の養老牧場には、実は以前から興味を持っていました。
「タレントの紗栄子さんが、栃木県で引退馬の牧場を運営している」という記事を読んだことがあったのです。
胎内市にも同じ趣旨の牧場があると知り、馬に会えるのを楽しみにしていました。

ところが出発の前日、何気なくテレビを見ていたら、情報番組で「松原ステーブルス」が紹介されているではありませんか!
にわかに混雑が心配になりました。
しかし、諦めることはできません。
「とりあえず行ってみよう」とパートナーとも意見が一致しました。


松原ステーブルス見学のルールが書かれた看板
「松原ステーブルス」は海の近く、住宅と農地が混在する地域にありました。
舗装の無い駐車場にはやはり多くの車がありましたが、どうにか駐車できました。

見学の前に馬小屋の建物にある窓口で受付をします。
まず手指消毒をし、名簿に居住地、連絡先、名前を記入しました。
次に、そばに立つ看板に書かれている注意事項を守るようスタッフと約束しました。
馬には臆病な一面もあるそう。
人間が馬を怖がらせてしまうと、不慮のケガや事故につながる可能性があるとのことでした。
感染症の予防も兼ねて、この日は馬に手を触れないことに決めました。


体験乗馬場の風景と小型の馬
馬がいる場所は3つ。
受付窓口の目の前の「放牧場」、そして「馬小屋」、奥の方にある「体験乗馬」のコーナーです。
体験乗馬コーナーは足元が砂地になっていて、車椅子移動だとタイヤが埋もれてしまいそうです。
車椅子の場合は、受付前の放牧場で馬と触れあうのがおすすめです。

受付前の放牧場では、思い思いに草を食べる馬の様子が見られます。
奥の体験乗馬コーナーには、サラブレッドだけでなく、かわいらしいミニチュアホースもいました。
間近で見る馬はとても穏やかで、やさしい目をしていました。
そして、ときどき呼び合うようにいなないていました。
現役時代を思い出しているのかな?

馬小屋の前の広場にいる馬たちと人々
この日、牧場には子供から中高年までさまざまな世代の人が見学に来ていました。
和やかな空気の中、心地よく過ごせました。
帰り際に牧場への支援としてポストカードを購入しました。
ペットを飼うのが難しいわたしたち。
だからこそ、動物と触れ合える場を大切にし、継続的に利用し支えていくよう心がけています。


誠食堂の外観と身障者用駐車場
【久々のバイキング 誠食堂】
長い距離を移動したので、お腹が空いてきました。
パートナーが選んだ食堂を目指し、20分ほど車を走らせます。
胎内市の平野部と山間部の間にある樽が橋(たるがはし)エリアに着きました。

樽が橋エリアは、温泉や遊園地、美術館などの施設が集まる人気の観光地です。
目当てのお店「誠食堂」は、この一角にある和食中心の食堂。
福祉交流センターの建物内にあるため、入り口はもちろん、店内もバリアフリーに対応しています。


炊き込みご飯、串カツ、ナポリタン、かぼちゃの煮物などの料理
ランチは久しぶりにバイキング形式でいただくことにしました。
受付で渡されたビニール手袋を着けて料理を取りに行きます。
種類豊富な料理も一皿ごとにラップがしてありました。
感染対策はバッチリです。

手作りのおかずには「牛すじの煮込み」や「魚の煮付け」など、手の込んだものもありました。
いろいろいただいた中で、青菜のおひたしが特においしく感じられ、ついおかわりをしてしまいました。
日頃の野菜不足の反動かもしれませんね。


胎内の猫型ゆるキャラ「やらにゃん」のパネル
【観光交流センターと芝生広場】

食後は道路の向かい側にある「観光交流センター」に行ってみました
この道路には信号が無いので、横断には十分な注意が必要です。
三角屋根がかわいい観光交流センターのまわりにはシャボン玉が飛んでいて、子供たちが喜んで手を伸ばしていました。
センターの中には特産品の販売コーナーがあります。
「岩船酢」という一升瓶に入った酢が気になりましたが、帰りに買おうと思って、結局忘れてしまいました。
関心が移りがちなわたしは、思い立ったらすぐ買ったほうがいいですね。




観光交流センターから芝生広場に下りる坂道
次に、となりの「樽が橋遊園」に向かいます。
動物園や大きな遊具がある複合施設だそうです。
ところが道を1本間違えて、胎内川のほとりにある芝生広場に出てしまいました。

橋の下のゆったりと広い空間には昼寝をする先客が。
のんびり過ごせる穴場のようです。
気の長いセミの声と、気の早いコオロギの音が響き合っていました。


赤い「樽が橋」とその下にある「芝生広場」
樽が橋エリアの各施設は、100台分の駐車場を囲むように位置しています。
駐車場は十分な広さがありますが、山間地のため傾斜があるように感じました。
足元にご注意ください。

この日は車椅子の人やヘルプマークをつけた人がレジャーを楽しむ姿を何度も目にしました。
自分の視点が「コトラベル」の執筆を通して変化していることを知り、ちょっとうれしくなりました。


この旅の続きを別の記事にまとめています。
胎内市のあふれる魅力をぜひ味わってくださいね。
https://www.cotravel.jp/diary/index.php?uniqueid=5eedb2cc66271

松原ステーブルス
https://matsubarastables.webnode.jp/home/

道の駅 胎内(観光交流センター)
https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/19211

【ご注意ください】
・記載の内容は旅をした当時のものです。
変更されている場合がありますので、各施設等の情報は事前にご確認ください。


女性/40代 発達障害

信越地方在住。
発達障害(自閉スペクトラム症/ADHD)の特性をもつ。
事務系のクローズ就労とオープン就労を経て、現在は主婦。
趣味は文通、アドベンチャーゲームとバウムクーヘンの食べ比べ。

もともとはインドア派のわたしですが、ドライブとアウトドアが大好きなパートナーの影響で少しずつ出掛ける機会が増加中。
感覚過敏で疲れやすいため「低刺激の旅」を心掛けています。
失敗や反省もまるごとつづった旅行記を書いていきたいと思っています。

旅行エリア
中部, 新潟県, 胎内市
旅行期間
対象読者
発達障害 精神障害 その他
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関連タグ
発達障害ADHD自閉症アニマルセラピーグルメ牧場ドライブ