「友泉亭」の建物内から見る池や庭園の様子

     


2020年11月はじめ、福岡市城南区にある友泉亭公園に行きました。見たかった紅葉ははじまったばかりでしたが、「福岡市内でこんなに自然を楽しめるんだ!」とびっくりしました。
大きな池のまわりを一周しながら、ゆったりと時間を過ごすことができました。

友泉亭公園のいわれが書かれた木の看板
友泉亭公園は、江戸時代中期に福岡藩主・黒田継高が作った別荘を、福岡市が整備した公園です。黒田継高は、福岡藩主の中でも一番長く50年の間藩主を務めたそうです。1ヘクタールもある広い公園内では、秋の紅葉のほか、梅やつつじなど季節ごとの花もきれいだそうです。
今回私は、福岡に住む友人の車に乗せてもらって公園を訪れました。駐車場は入口の目の前にありました。駐車料金の300円は、私が障害者手帳を持っていたので免除されました。

入園料が書かれた木の立札
入園料は大人200円です。こちらも障害者手帳があると免除され、付き添いの友人も無料になり、助かりました。


石畳がちょっと変わっていて、長方形や台形など様々な形、様々な大きさの石をきれいに組み合わせて敷かれていました。私が「パズルみたいでおもしろいね。この石畳を考えた人は、きっと楽しかっただろうね」と言うと、友人もうなずいてくれました。

紅葉の木を見上げた様子
一番の目的の紅葉はまだはじまったばかりでしたが、緑から赤に変わっていくグラデーションが見られ、とてもきれいだと感じました。

ホトトギスの花
紅葉のほかにもさまざまな植物を楽しめます。こちらは「ホトトギス」という名前の花です。花の模様が鳥のホトトギスのお腹の模様と似ていることから名づけられたそうです。

黄色いつわぶきの花
こちらはツワブキ。花の黄色と葉の緑のコントラストが美しいと思いました。

杉の木の幹に生えたコケ


コケのアップ写真
木々や地面は苔むしています。苔をよく見ると、「緑色」にも様々な緑があることが分かり、風情があります。友人も、スマートフォンで熱心に苔を撮影していました。

地面に丸く並べたドングリの実
ドングリがいっぱい落ちていました。私は拾って、丸く並べて遊びました。友人は「また並べてる」と言って、私が並べたドングリの写真を撮っていました。
大人が一人でドングリ並べをするなんて、ちょっと変わっているかもしれませんが、発達障害のある私は、いったん思いつくと行動せずにはいられないことがあります。私のまわりには、友人のように私のすることを肯定的に見てくれる人たちがいるので、私はいつも好きなことを楽しめています。
今回、私が友泉亭公園を訪れることができたのも、私の植物好きを知っている友人が、「今の時期なら紅葉も楽しめるはず」と連れてきてくれたからです。理解のある友人に感謝。

赤いモミジを見上げたところ、青空
ちょうど紅葉を見上げた時、ずっと曇っていた空が晴れました。青空に紅葉の赤という色の取り合わせが、とても素敵です。

あずまや


あずまやから見下ろす池の様子
池を一周していると、途中にあずまやがありました。あずまやは、坂を上った先の少し高い位置にあるので、池を見下ろすような写真が撮れました。

小さな滝の様子
小さな滝もありました。滝は小さいのに、まわりを囲む岩がとても大きいので、バランスの面白さがあります。

ヒイラギの白い小さな花
ヒイラギの花を見つけました。友人を呼んで一緒に花を見ていると、掃除をされていたスタッフさんが「ヒイラギが咲いたね」と声を掛けてくださいました。スタッフの方々の手入れが行き届いているからこそ、こうやって楽しめるのだと思いました。

足元の地面に上がってきそうな鯉の群れ
鯉にエサをやっている方々がいました。鯉たちが陸に上がりそうな勢いでエサに群がってきていました。あまりの迫力に、私は思わず後ずさりしました。

口を思いきり伸ばした鯉
こちらの鯉は、エサを食べようとして口が伸びています。

友泉亭の入口
池を一周して、入り口付近まで戻ってきました。お茶室などがある建物「友泉亭」に上がります。

AED設置施設の貼り紙
AEDが設置されていました。友泉亭は古い建物なので、廊下には狭いところがあります。足元に気を付けて歩きました。

池を眺めながらお茶を飲むお客さん


赤い毛氈の敷かれた畳
大広間では、お茶を楽しんでいる方々もいました。

小窓から見る大広間とその先の池


丸い窓から見える木々の様子
歩きながら眺めた庭園の景色も、窓を通して眺めると、また違った趣があります。美術館にいるような気がしました。

池を泳ぐ鴨たち
池にはカモもいました。優雅に泳いでいます。ですが、発達障害特性のある私は、つい気になったことをそのまま口に出しました。「カモはお腹が冷えたりしないのかな」。
すると、それまで「風情があるね」と畳の間でゆったりしていた友人は、ふと真顔になって、「そうね。きっと羽で守られているから大丈夫なんだと思う。いや、でも冬になったらさすがに寒そうだし、ううむ。」と首をかしげました。

池、紅葉、青空
帰り際、七五三のお祝いの写真を撮っていると思われる親子とすれ違いました。女の子がきれいな着物を着ていて、お父さんを急かすようにはしゃぎながら走って行きました。秋晴れの下、良い写真が撮れるだろうと思いました。
友泉亭公園は都会の中のオアシス。みなさんも訪れてみませんか?

友泉亭公園:https://yusentei.fukuoka-teien.com/
 ・天神駅から約5キロメートル、渋滞の状況にもよりますが、車で20分ほどです。

女性/30代 発達障害, 精神障害

九州地方在住。ボランティアから始めた地震被災者支援の仕事が終わり、現在将来を模索中。
発達障害、線維筋痛症、強迫神経症などあり。理解ある周囲のサポートを受けながら生活しています。
長く拒食症でしたが、今はおいしく食べています。旅先での食事もご紹介したいです。
・すきなもの:草、花、猫、スピッツを歌いながらドライブ
・すきな場所:お寺、水源、薄暗いところ
同じところにいても見ているものが違うとよく言われます。ちょっと違った視点での楽しみ方をお届けできたらうれしいです。

・発達障害者主体のNPO法人で活動しています。
HP:https://unevennpo.wixsite.com/decoboco

旅行エリア
九州・沖縄, 福岡県, 福岡市
旅行期間
対象読者
発達障害 知的障害 精神障害 その他
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