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①ステージってこんなふうになってたの!?
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演劇の衣装もさわれる――変態おじさん、人魚の胸にさわりました。
ホームに流れる『アイーダ』の発着メロディを聞きながら、ボクは改札へと上がっていきました。
ここは京王線初台駅。
最近、新国立劇場でユニバーサルに配慮された演劇が行われていると耳にし、やってきました。
改札に到着。
すると事前に待ち合わせていた担当の方が迎えに来てくれました。
そのまま案内してもらい、劇場へ向かいます。
受付に到着。関係者用の専用通路を通り、オペラハウスのロビーへ。
すると、そこには説明用の舞台が!!
ワクワクしてきますね。
今回のプログラムとしては、
1・説明用舞台・衣装・小道具を実際にさわっての説明
2・キャラクター・ストーリーの音声での事前解説
3・観劇
とのこと。
さっそく、舞台説明スタートです。
まずは係の方が舞台の四隅に立ち、手ばたきをしてくれ、広さを音で教えてくれました。
想像していたよりも、だいぶ広そうです。
次に、実際に舞台を歩かせてもらいました。
観劇する時、端まで見えていないので気づきませんでしたが、やっぱり結構広い。
見える人たちにとっては「当然のこと」ですが、それを初めて体感できました。
舞台の大きさの記憶を体に残して演劇を観ると、走っている演者さんや、動き回っている演者さんの姿がまた違って見えそうですね。
ここには、ステージの模型も用意されています。
実は、こんな複雑に入り組んでいたんですね。
舞台の奥にいたっては、舞台というより橋を網目にかけているような感じです。
「演者が舞台の穴に落ちた」というニュースを見るたび、「え?穴は決まった場所にあるのに、なんで?」と思ってたボク。
たしかにこれだけ複雑に入り組んでいると、落ちてもおかしくないですね。
と思っていると、実際に穴のセットも用意されていました!
「演者さん、こんなところから出入りするのか!」
一時期、演劇通いをしていたおじさん。
しばらく首を出したり引っ込めたりして、一人で遊びます。外から見たら、ただ激しく屈伸運動しているおじさんにしか見えませんが。
演者さんは穴から別の穴へ移動するため、下をくぐっているそうです。
その体験もさせてもらいました。
ここらへんで興奮で理性がきかなくなったおじさん。
スタッフの皆さんに指示をしている、明らかにお偉いさんであろう担当の方に記念撮影をお願い。
ステージ下で四つんばいになるおじさんという、シュールな写真が撮れました。
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②演劇の衣装にも!小道具にさわって感じたこと。
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次に、手袋をつけ、小道具や衣装をさわらせてもらいました。
この回はアメリカの原住民が出てくる劇だったので・・・
といったものなどをさわらせてもらいました。
次に見せてもらったのが、ボンボン。
これで波が立っている様子を表現するのだとか。
水一つとっても、ボンボンで水しぶきを表現したり、布で波を表現したり、先ほどの舞台の穴から顔を上げ下げしておぼれている演出をしたり・・・
ボクは見えにくさから、セリフやストーリーばかりに集中しがちでした。
が、衣装や道具など視覚的な部分もさわらせてもらうことで細部にまでいきわたった表現をかんじることができました。
演劇の奥行きが増したように思えました。
そして最後に・・・
ナイスバディな人魚の衣装が。
「どうぞさわってください」
と言ってくれる係員さん。
「え、はあ、うん」
と恥ずかしがるおじさん。(←むっつり)
ここで、さわりたいです!的な雰囲気を出してはいけません。
「しょうがないですね~~~」みたいな空気を出すのがコツです。
「じゃ、じゃあ・・・」
と人魚の胸に手を乗せ記念撮影。
赤面するおじさんなのでした。
新国立劇場 観劇サポート
https://www.nntt.jac.go.jp/guide/accessibility/
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