赤い和風のデザインの車両「花嫁のれん号」

     


2021年12月に、「JR西日本どこでもきっぷ」を使い、友人と電車での旅行を楽しんできました。石川県の七尾市まで来た私たちは、「道の駅 能登食祭市場」でお昼ごはんを食べ、次に観光列車「花嫁のれん」号に乗るため、七尾駅へ戻ってきました。
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JR七尾駅前
「花嫁のれん」号は、金沢駅と和倉温泉駅の間を走っている観光列車です。
花嫁のれん号に乗車するためには、指定席の事前予約が必要です。今回は、前日に友人が予約を済ませてくれていて、七尾駅から金沢駅まで乗車することにしていました。

駅のホームにかけられた「花嫁のれん」
「花嫁のれん」は、幕末から明治時代に加賀藩で行われた風習だそうです。
花嫁の両親は、加賀友禅などで仕立てられた、高価な「花嫁のれん」を嫁入り道具として持たせます。結婚式の当日、のれんは婚家の家の仏間にかけられ、花嫁はそれをくぐって仏壇にお参りし、婚家の先祖に嫁入りを報告します。
花嫁のれんは、結婚式の後は基本的に出番がないものでしたが、今では七尾市にある「花嫁のれん館」などで、私たちも実物ののれんを見ることができます。

ホームに入る花嫁のれん号
花嫁のれん号がホームにやってきました。

赤いはっぴを着た駅員さん、和装のアテンダントさん
駅員さんがはっぴを着てお見送りをしてくれました。また、アテンダントさんたちは和装で車内サービスをしてくださいます。

石畳を模した通路の絨毯
乗車すると、車内の通路が石畳風のデザインになっていて、落ち着いた雰囲気を醸し出していました。

木の柱で緩やかに仕切られた座席


流線形に仕切られたブースに「青の間」と名前がついている
私たちが乗った1号車の座席は、木の柱でブースに仕切られており、各ブースには「青の間」などの名前が付けられていました。
2号車には車いす用席も2席設けられています。

車両の写真がデザインされた記念乗車証


記念乗車証を開いたところ、記念スタンプ台紙があり、切符をはさんで保管できる
アテンダントさんがやってきて、記念乗車証をくださいました。中に切符をはさんで記念に保管しておくことができます。

赤い座席、背もたれが大きく柔らかい素材


赤地に黒い水玉模様の座席
私が気に入ったのは、このふかふかの座席です。私は線維筋痛症があり、すぐに体が痛くなったりだるさが強くなったりしてしまいがちなのですが、この座席の形と柔らかさが私に合っていたようで、金沢までの道中を快適に過ごすことができました。
他の設備も気になった私は、友人に一声かけて車内を散策することにしました。

車内販売コーナーのさまざまな商品
1号車のエントランスには、車内販売コーナーがありました。地元のお菓子やお酒のほか、加賀地方の工芸品、クリアファイルやしおりなどの限定商品が販売されています。

ガラスケースの棚に入った伝統工芸品
車内販売コーナーの向かい側には、石川県の伝統工芸品を紹介する棚が設置されています。水引細工や金箔を使った豪華なお箸などが展示されていました。

金色のドア
ドアの金箔の装飾も見事です。

バリアフリートイレのドア
2号車のエントランスには、バリアフリートイレが設置されていました。トイレのピクトグラムは和装で、かわいく表現されています。

車窓から見る広い畑、曇り空
車内を一通り見学し、席に戻りました。窓の外には畑が広がっています。
友人「おかえり。どこまで行っていたの?遅かったね。」
私「そう?車内を見学してただけだけど。」
友人「20分以上いなかったよ。ちょっと心配してたんだよ。」
私「そんなに離れてたっけ、ごめんごめん。工芸品とか、色々興味深いものがあったから。」
友人「それなら良かった。でも疲れるといけないから、そろそろ座っておきなよ。」
私「そうだね。景色を見るのもいいね。」
発達障害のある私は、興味のあるものに集中してしまうと、時間や次の予定を忘れていることがあるのです。疲れて体調を崩しがちなので、気を付けておかなくてはいけないのですが、疲れることも忘れてしまいます。友人のように声をかけてくれる人がいると、とても助かります。

羽咋駅のホーム、「UFOのまち」と書かれている
花嫁のれん号は、羽咋(はくい)駅で一度停車しました。羽咋は、江戸時代に空飛ぶ円盤が目撃された伝承が残っていることなどから、「UFOのまち」として有名で、宇宙科学博物館もあります。

金沢駅に到着した花嫁のれん号


ホームに降りる乗客、見送るアテンダントさん
金沢駅に到着。1時間と少しの乗車時間があっという間でした。
友人「花嫁のれん号、どうだった?」
私「すごく楽しかった。このまま七尾までもう一度乗車したいな。」
友人「和風の車内が素敵だったね。もう一度乗ると帰りが大変になりそうだから、乗るのは今度にしよう。」
私「うん。また花嫁のれん号に乗車しに、石川に来たいな。」
友人「お互い、花嫁になる日は遠そうだけどね。」
私「たしかに。」
満喫した私たちは、次に中国地方まで移動することにしました。
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JRおでかけネット 観光列車の旅時間「花嫁のれん」:https://www.jr-odekake.net/railroad/kankoutrain/area_hokuriku/hanayomenoren/
花嫁のれん館:http://hanayomenorenkan.jp/
宇宙科学博物館 コスモアイル羽咋:http://www.hakui.ne.jp/ufo/

女性/30代 発達障害, 精神障害

九州地方在住。ボランティアから始めた地震被災者支援の仕事が終わり、現在将来を模索中。
発達障害、線維筋痛症、強迫神経症などあり。理解ある周囲のサポートを受けながら生活しています。
長く拒食症でしたが、今はおいしく食べています。旅先での食事もご紹介したいです。
・すきなもの:草、花、猫、スピッツを歌いながらドライブ
・すきな場所:お寺、水源、薄暗いところ
同じところにいても見ているものが違うとよく言われます。ちょっと違った視点での楽しみ方をお届けできたらうれしいです。

・発達障害者主体のNPO法人で活動しています。
HP:https://unevennpo.wixsite.com/decoboco

旅行エリア
中部, 石川県, 七尾市
旅行期間
対象読者
発達障害 知的障害 精神障害 その他
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