4月上旬の月曜日。発達障害特有の突発性…というわけでもないのですが、突然海が見たくなり、茨城県の大洗まで車を走らせました。
そして、せっかく2時間もかけてここまで来たのだから海だけ見て帰るのももったいないなと感じ、ふらっと観光開始。
新鮮な海産物をいただいたり、大洗マリンタワーで大洗の町を見渡したりと、あてもない観光をしつつ、アクアワールド茨城県大洗水族館前に車を止めて、ゆっくり魚でも見ようと決めました。
調べてみると、アクアワールドでは障害者割引が適用されるらしく、大人通常2,000円のところ、半額の1,000円で入ることができました。
アクアワールドのHP
https://www.aquaworld-oarai.com/guide/price01/price02
探してみると、障害者手帳を提示することで料金が割引になったり無料になったりする施設がたくさんあるようなので、今後も積極的に利用してさまざまな体験をしようと思っています。
早速、多くのお魚が出迎えてくれます。普段はスーパーなどで商品として見るか、テレビやネットなどでしか見ない魚なのですが、水槽越しとはいえ、生でみると迫力があります。魚の群れが思っている以上に早く泳ぐさまをみるだけで、もうワクワクが止まりません。
海に存在する藻など。藻だと言われないとただの岩にしか見えませんが、たしかにそこには生きているものがいる。そう意識するだけでただの岩だと思っていたものが、生き物がそこにいるのだと見方が変わるのですから不思議なものです。
魚群を下から見上げます。キラキラと反射する水面と、カラフルな魚。色の対比や、光の乱反射と相まってとても幻想的です。
下からみる魚をもう一つ。こうやってみると、なんだかとても平たい顔のようにみえます。人間からしたら面白いなと思いますが、魚からしても、こちらの顔が面白く見えているのかなとも。愛嬌のある顔にしばし癒やされます。
足を進めて、次はクラゲコーナーへ。
クラゲと言えば、台座みたいな頭に足がいくつもついているイメージしかなかったのですが、クラゲと一口に言っても本当にいろいろ種類がいるのだなと感じます。教科書でみたゾウリムシみたいのものもいて、「これがクラゲ」と言われても、一見そうは見えないものまで。
そして、一つ言えるのは魚とはまた違った幻想的な世界が映し出されること。光を使った演出の影響もありますが、ふわふわと海に浮かぶクラゲはずっと見ていても飽きません。
床に目をやると、クラゲの形が光で映し出されています。魚の展示以外にも、こういうちょっとした演出がまた楽しいです。
大洗の名物であるあんこう。もちろん、あんこうもさまざまな種類がいます。名物のあんこう鍋も食べてみたいなとは思いつつも、ここは食欲よりのんびり生きるあんこうを目で楽しむことにしました。
海の小動物たち。「海は広いな大きいな」と歌われているからには、動物も多種多様です。自分が知っている海の生き物はごくわずかですが、白いウニであったり、とても小さなエビだったりと、いろいろな生き物もいるんだなと素直に感心します。
ほのぼのとした雰囲気とは一転。今度はサメの展示スペースにきました。映画でもテーマになるサメ。水槽越しだからこそ「怖いなぁ」くらいの、のんびりとした感想しかでてきませんが、実際海で出会ったらパニックどころではないだろうなあとも。怖いのがまた良いという人もいるでしょうね。
タイといってもまた種類が多いなぁと感じたり、また「オジサン」などという変わった名前の魚まで。名付けた人はどんな気持ちでこういう名前にしたのでしょうか。魚の名前の由来なども調べてみると面白い発見がありそうです。
一通り水族館の中を歩いた後、外の展示スペースにきました。そこでは、大勢の人がよちよち歩くペンギンやゆったり泳ぐアシカをみていました。私はよちよち歩くペンギンが大好きで、飼えるものなら一匹飼ってみたいなと思ったりします。もちろん世話は大変どころではないでしょうが。
水族館を見終わり、外に出てみると展望台がありました。ここの展望台は車椅子専用の展望スペースがあり、展望場所までスロープが整備されています。展望場所も車椅子がゆったり入れるほどのスペースが確保されており、車椅子の人が利用しやすそうな設計でした。
海を見るだけでなぜか落ち着くのは、母なる海の雄大さのためでしょうか。
魚と海に触れての癒やし旅行。障害者手帳を使える場所はさまざまです。今後もいろいろ回ってみようとあらためて思いました。
アクアワールド茨城県大洗水族館
〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8252-38
最寄り駅
ひたちなか海浜鉄道 湊線 那珂湊駅
那珂湊駅よりバスで 6~7分
東水戸道路 水戸大洗ICより車で約15分
入場料
大人2,000円
障害者手帳提示で半額の1,000円
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