「駅長室」の中にいる三毛猫のよんたま駅長

     


寒さの厳しい1月下旬、和歌山市で時間ができた私は、和歌山電鐵(わかやまでんてつ)に乗って、猫の駅長がいる貴志(きし)駅と伊太祈曽(いだきそ)駅に行ってきました。
貴志駅で「ニタマ駅長」のゆったりと眠る姿に癒された私。次に伊太祈曽駅まで移動し、「よんたま駅長」の駅長室をのぞきましたが、こちらも眠っています。
次の電車の時間まで、駅の近くの「伊太祁曽(いたきそ)神社」にお参りすることにし、歩いて5分ほどで神社に到着しました。
・<前編>(https://www.cotravel.jp/diary/index.php?uniqueid=5eedb2cc6621a
・<中編>(https://www.cotravel.jp/diary/index.php?uniqueid=5eedb2cc6621d

伊太祁曽神社の云われが書かれている木の看板
伊太祁曽神社の御祭神(ごさいしん)は五十猛命(いたけるのみこと)。『日本書紀』では、日本各地に樹木を植えてまわった神とされています。そのため木の神とされ、全国から木材関係の人々が参拝に来られるそうです。

赤い欄干の太鼓橋
赤い欄干の太鼓橋を渡ります。緩やかな傾斜があります。

奥に見える広い駐車場
駐車場から入り、太鼓橋を渡らずに進むこともできます。

手水舎、「お参りの前に口をすすぎ手を清めましょう」と書かれている


シダ植物が手水鉢の中に青々としている
橋を渡った先の左側に手水舎(ちょうずや)があります。シダのような葉っぱが、水の中で鮮やかな色を見せていました。

木の柱にフリーWi-Fiの案内が貼ってある
手水舎の柱に、フリーWi-Fiの案内がありました。

コロナ禍での手水の使い方の案内
また、新型コロナウイルス感染防止のため、手水を使う際の注意の案内表示もありました。私も、特に柄杓(ひしゃく)に直接口をつけないように気をつけました。

中央に階段がある割拝殿
階段を上り、割拝殿(わりはいでん)と呼ばれる場所を通り抜けて本殿に向かいます。スロープなどは見当たりませんでした。

本殿、前に石段が数段ある
割拝殿を通り抜けた先にある本殿です。本殿の前にも階段があります。

本居宣長の石の歌碑
本殿の左横に、国学者本居宣長(もとおり・のりなが)の歌碑があります。
「朝もよし 紀路のしげ山わけそめて 木種まきけん 神をし思ほゆ」
木の種をまいた神、つまり御祭神五十猛命を思い浮かべながら、紀の国の深い山道を歩いた本居宣長の静かな気持ちが伝わってきます。

本居太平の歌碑
本殿の右横には本居宣長の子(養子)、本居太平(おおひら)の歌碑がありました。
「山々の 木々の栄えを 紀の國(くに)の 栄えと守る 伊太祁曽の神」

空洞のある大きな木(切られている)
割拝殿に「木の俣(また)くぐり」のための大きな杉の木があります。
『古事記』に、因幡の白兎の神話でも有名な大国主命(おおくにぬしのかみ)が他の神々から生命をおびやかされた時、五十猛命が木の俣をくぐらせて生命を救ったという記述があるそうです。
その神話にちなんで、「この木の俣をくぐると災難除けになる」とされているとのこと。

木の俣(穴)部分のアップ
さっそく私もくぐってみようと思いましたが、木の俣(穴)に近づいてみると、大人がくぐるには小さく感じました。体がひっかかってしまわないか少し心配でしたが、なんとか通り抜けることができました。

ずらりとならんだチェーンソーアート
割拝殿には、チェーンソーアート作品が並んでいます。木材をチェーンソーで彫り出して作る彫刻で、干支の動物が迫力満点に表現されていました。

割拝殿の横にある細い石段


石段、細い手すりが横についている
割拝殿の横の階段を降りた先に授与所があります。私はそこで木の模様がデザインされているお守りを受けました。

駅長室に座っている猫駅長のよんたま


こちらを見ているよんたま
神社にお参りすることができて、満足した私が駅に戻ると、よんたま駅長が起きていて、ぱっちりした目でこちらを見てくれました。

天井近くに作られている猫用ウオーキングスペースの中を移動するよんたま


台に飛び移ろうとしているよんたま
神社に行く前は気がつかなかったのですが、駅長室は駅の出口の上にもつながっていました。よんたま駅長は運動タイムのようです。元気な姿を見せてくれました。
私は発達障害があり気持ちの浮き沈みが激しく、この日は低気圧が近づいていたこともあって不安が強く出ていました。そのため「電車の発車時刻に、もし間に合わなかったらどうしよう」と心配し過ぎてしまい、電車の時刻の20分前には駅に着いていたのですが、よんたま駅長のおかげで待ち時間を楽しく過ごすことができました。

赤い「うめ星電車」、ホームを歩く駅員さん
猫好きの人なら絶対に楽しめる和歌山電鐵。日帰りで気軽に全線乗ることができるのも魅力です。みなさんも猫のように気の向くまま、ふらりと乗車してみるのも良いかもしれません。

伊太祁曾神社:https://itakiso-jinja.net/
和歌山電鐵:https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/

女性/30代 発達障害, 精神障害

九州地方在住。ボランティアから始めた地震被災者支援の仕事が終わり、現在将来を模索中。
発達障害、線維筋痛症、強迫神経症などあり。理解ある周囲のサポートを受けながら生活しています。
長く拒食症でしたが、今はおいしく食べています。旅先での食事もご紹介したいです。
・すきなもの:草、花、猫、スピッツを歌いながらドライブ
・すきな場所:お寺、水源、薄暗いところ
同じところにいても見ているものが違うとよく言われます。ちょっと違った視点での楽しみ方をお届けできたらうれしいです。

・発達障害者主体のNPO法人で活動しています。
HP:https://unevennpo.wixsite.com/decoboco

旅行エリア
近畿, 和歌山県, 和歌山市
旅行期間
対象読者
発達障害 知的障害 精神障害 その他
見つけた設備・特徴 ピクトグラムの説明 新しいウィンドウで開きます
なし
関連タグ
発達障害ADHD自閉症LD線維筋痛症和歌山和歌山電鐵電車旅ねこ旅