海洋堂かっぱ館入口

     


旅行に行こうとするとどうしても敬遠されがちの四国。「なんか地味?」「おもしろいスポットってない?」とか思っていませんか?私も以前はそう思っていました。ところが行ってみたらビックリしました。九州・沖縄もいいですが、四国、それも「高知」がおもしろい!最近は車椅子YouTuberの方々にも話題に上がっている「高知」の魅力をお伝えしたいと思っております。コロナが収束したらぜひ行ってみてください。見知らぬ発見があると思います。オススメです!

かっぱのお面をつけている白倉栄一
高知県の海洋堂シリーズ第3弾の場所に行ってみました。

四万十町のかなり奥にあった海洋堂ホビー館の近くにあるのが「海洋堂かっぱ館」

近くと言っても、2kmくらい離れているので、歩いて行くにはちょっと厳しいでしょう。

車での移動になります。

ここは今までご紹介した海洋堂のスポットと違って、ちょっとおかしな雰囲気がするスポットです。

でもぜひ見て頂きたい観光スポットです。

ついでではなく、かっぱ館を楽しんでみて下さい。


海洋堂かっぱ館の全体写真
ここにまるで生きているかのようなリアルな河童から可愛らしい河童まで、「四万十川カッパ造形大賞」に世界中から応募されたカッパ造形作品およそ1700点の中から約600点が展示されているそうです。

そのため一般の方が造られた作品をいろいろと見ることができます。


かっぱ館の展示
なぜこんなにアイデアが思いつくのかと思うくらい、いろいろなかっぱを見ることができます。

中には、ミイラのようなものもあるので、失礼ながらお化け屋敷的な感じさえもしました。

夜、真っ暗な中で見たら失礼ながら気持ちが悪いかもしれません。


かっぱのミイラフィギュア
鎧を被せたかっぱなどものすごく精巧に作られていて、ビックリします。

河童武者など凄すぎです。


鎧を被ったかっぱ


河童武者の説明(鎧を被った)
その他にもアイデアが満載で、相撲をとっているかっぱなどなかなかの発想力だと思うくらいです。

1号館と2号館があって、どちらも2階までありました。

1号館はスロープなのですが、ちょっと勾配がきついので、できれば車椅子の場合は、2号館から1号館に行くのがオススメです。


館内のスロープ
一旦、2号館にあるエレベーターで2階に行ってから、1号館に戻ってくる方が見学しやすいと思います。




2階に行くエレベーター
但し、1号館から2号館の通路が横幅65cmでしたので、一般的な手動車椅子の場合は通れると思いますが、電動車椅子で横幅が65cmを超える場合は2号館には行けません。

その場合は、1号館だけで楽しむ形となります。

2号館への連絡通路(但し横幅65cmまでなら通過可能)


車椅子の上から見た2号館への連絡通路
ちなみに1号館から2号館に渡る通路から見る風景は、いかにものどかさを感じる素敵な景色でした。

2階から見た外の風景
またかっぱに話を戻して、特に印象的だったものは、「カッパが居なくなった日」という作品でした。

「人間の愚かさ、自然の儚さが何か少しでも伝われば幸いです。」と書かれていました。

何か虚しさが伝わってきましたね。

しかもなぜカッパがいなくなったのか?

人間が追いやったのか?

いろいろなストーリーを想像しました。


かっぱが居なくなった日の展示
もう一つ、展示されているものの中に意味が不明なものもありました。

「河童のかみさん」

その内容が、「我が家にはかみさんがいる。そのかみさんが実は「河童」なのではないかと思っている。」などと書かれていました。

なんじゃそりゃ?

よくこんなものを造ったと思いましたね。

この人には多分奥さんがいるはずなのに、奥さんが許したのでしょうか?

とにかくこのような作品を造ろうとする発想が浮かんでくることに度肝を抜かれました。

こういったことができるのが芸術なんでしょう。


河童のかみさん展示
海洋堂かっぱ館には、多目的トイレも設置されておりました。







多目的トイレ③


多目的トイレ④


多目的トイレ⑤
ミュージアムショップは、展示されているかっぱと違って、かわいらしいものが多くありました。

かっぱグッズを欲しい方にはたまらないでしょう。


かっぱ館ミュージアムショップ
ここまでいろいろと見てくると、かっぱはもしかしたら存在したのかも?と思えるようになってきます。

かっぱ館の紹介
ちなみにホビー館・かっぱ館ともにかなり山奥にありますが、JR予土線の打井川駅からのバスのアクセスがありました。

車椅子で乗れるかどうかは分かりませんが、車椅子以外の足腰が弱い方などはバスで行けることができるでしょう。


かっぱ館のバス時刻表
今回の高知旅行は、この海洋堂かっぱ館で終了となり、あとは高知空港に向かいました。

高知空港の2階出発ロビーは、日本三大がっかりスポットで有名な「はりまや橋」のミニ版が設置されていたり、ちょっとカッコよさを感じない龍馬像と記念撮影できるコーナーがありました。


高知空港にあるはりまやばしレプリカ


高知空港にある坂本龍馬像
そして高知空港の離陸の前に2階の出発ロビーで次の商品を見つけました。

「高知空港限定発売、あのとんかつ芳松のロースカツサンドが復刻!」

その言葉で心が動いて買っちゃいましたよ。

ちょっと高いロースカツサンドでしたが、こういうフレーズを見ると買いたくなりますよね。


名物ぼうしパンとロースカツサンド


とんかつ芳松のロースカツサンド
羽田空港の駐車場でこのロースカツサンドを食べましたが、普通のロースカツサンドと違って、ものすごく柔らかくて美味しかったです。

これは当たりでした。

高知に行かれる方はオススメです。

あと高知空港の2階には、高知県で有名な料理店「司」が入っております。


高知で有名な土佐料理「司」高知空港店
私はここで焼きさば寿司を購入しました。




司で販売していた焼きさば寿司
しかも飛行機の中で食べられるように、美味しく温めてくれました。

ボリュームのある焼きさば寿司で、かなり美味しかったですね。

飛行機の中で食べた焼きさば寿司(温めてもらった)
今回記事の中ではご紹介しませんでしたが、1日目の夜は高知市内にある「司」本店に行きました。

かつおやウツボ料理などを食べましたが、本当に美味しかったです。

しかも高知本店にも車椅子で利用できるトイレがありました。


司本店にある車椅子でも利用できるトイレ①


司本店にある車椅子でも利用できるトイレ②
ちなみに「司」は東京・大阪にも数店舗ありますので、高知の味を楽しむのであれば、高知に行かなくても楽しむことができるのもうれしいですね。

今まで美味しい料理と楽しめるスポットをお伝えしましたが、高知県には、いろいろな魅力を感じました。

本当にいいところです。

とにかく関東に住んでいると知らないことばかりでした。

また行きたくなりました。

ということで、10月に引き続き、翌年の2月になって、また高知に行ってきました。

その模様も随時ご紹介していきたいと思います。

★「海洋堂かっぱ館」ホームページ
住所:高知県高岡郡四万十町打井川685−1
電話:0880-29-3678
HP:https://ksmv.jp/kappakan/

★土佐料理 司【高知本店】
住所:高知県高知市はりまや町1-2-15
電話 088-873-4351
HP:https://www.katsuo.co.jp

男性/40代 肢体不自由, 車いす

茨城県在住、車椅子ユーザー。

車椅子を利用する当事者の目線や企業でのお客さまサービスの責任者の経験からコンサルティング活動する傍らYouTubeのプロデュース・編集などをしています。

1996年9月に交通事故によって脊髄損傷になり現在に至る。

事故後に初めて遠出をした旅行で泊まったホテルが、バリアフリールームなのにただ広いだけで、フロントから「我慢してください」と言われた事がある。

その経験をきっかけに、正しいバリアフリーの情報を調べて発信したいと思い、2005年より車椅子でも気軽に行けるバリアフリースポットの情報を実際に現地調査してブログで発信。

2016年11月には日本1周のバリアフリー 調査に挑戦。

今後は、車椅子でも楽しめるバリアフリースポットの情報をお伝えしたいと思っています。

・バリアフリースタイルHP https://baria-free.jp

・バリアフリースタイルTV(YouTube)→バリアフリー全般における情報番組 https://www.youtube.com/channel/UCLVs0FQUeas4O2o3KSzshtw
o3KSzshtw

旅行エリア
四国, 高知県
旅行期間
対象読者
肢体不自由 車いす 電動車いす 高齢者
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