小江戸として有名な埼玉県川越市。
その川越に何度も足を運んできたガイドヘルパーの姉に、「視覚障がい者でも楽しめる場所」のオススメを聞き、実際に観光してみることに。
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①ここだけの味が盛りだくさん!川越名物食べ歩き!
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まず向かったのが、川越のシンボル「時の鐘」です。
この時の鐘の音色は環境省の「日本の音風景100選」に認定されていて、周辺には食べ歩きできるお店が密集しています。
風情のある音色を聞きながら川越名物を食べるのも乙ですね。
※写真:時の鐘の塔をくぐった所にある薬師神社。目の病にご利益があると言われています。
※写真: 川越の名産サツマイモを餅で包んだいも恋。時の鐘近くの「菓匠右門」などで食べられます。しっとりした食感で、もち米・サツマイモ、両方の甘さがうまく溶け合う一品。
※写真:「小江戸おさつ庵」のおさつチップ。川越の名産サツマイモを薄切りして揚げたもの。
パリッという食感で、サツマイモの優しい風味が口中に広がります。
「花束みたい」とインスタで話題。
観光客でにぎわう蔵造りの建物が並ぶ通りの先にもお店が並んでいます。
※写真:チョコレート専門店「Bromagee」の、川越芋の中にチョコレートを包み込んだ「お芋deショコラ」。イモを割ってトロリと出てくるチョコレートをいただきます。
そのまま歩いていくと、昔ながらの駄菓子屋がひしめく「菓子屋横丁」も。
こちらも、環境省が選ぶ「かおり風景100選」に認定されています。
通りには飴屋の甘い香り、焼き団子の香ばしい香りが漂い、昭和を香りで感じることができる一角です。
※写真:菓子屋横丁の名物・巨大なふがし。
大正時代風の喫茶店、お店、建築物が並ぶ「川越大正浪漫夢通り」も。
そのまま駅の方へ向かい、「小江戸蔵里」に到着。
お土産・特産品などが買える施設です。
今回のお目当てはコレ!
自販機での地酒飲み比べ。
埼玉県内の地名が名前についた「秩父」「オール埼玉」や、地元ワイン酵母を使った地酒など、40種類近くから好きな物を選べます。
※写真:地酒の自販機。小さな紙コップ1杯100円ぐらい。
ボクもいただいてみることに。
自販機に紙コップをセットし、好みの地酒のボタンをプッシュ。
すると、本当に出てきました!
飲んでみると、甘さが際立っているもの、澄んだ味わいのもの、きりっとしているものそれぞれに特徴があります。
旅行して、酒蔵を回った気持ちになりますね。
※写真:地ビールCOEDOの生ビールも2種類いただけました。華やかな香りで、飲みやすいです。
食べ歩き・飲み比べで、いろいろな時代、いろいろな場所に旅した気分になりました。
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②体験型縁結び神社!?「熊野神社」
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次に姉が「視覚障がい者でも楽しめる場所」として案内してくれたのは、熊野神社です。
ここは、開運・縁結びの神社なんだとか。
蔵造りの建物の通りから歩き、神社に到着。
さっそく鳥居をくぐります。
すると、まず目に飛び込んできたのが、コレ↓↓
参道の両脇に、足ツボを刺激する「足踏み健康ロード」が。
周りの参拝客からは、
「めちゃめちゃ痛い!」
「ムリ!ムリ!ムリ!」
「オレ余裕!!」
という声が。
ボクも靴を脱ぎ、足を置いてみると・・・
痛い!!!!!!!!
足裏から凹凸の硬さが伝わってきます。
腰を曲げ、おじいちゃん体勢になりながら歩いていきます。
「縁結びの道は、そんなに甘くねーぞ!」ってことでしょうか。
そのまま参道を抜け、見えてきたのが、コレ↓↓
輪投げです!
なぜ神社に??
と思ったら、これは運試しになっていて、恋愛運・健康運と書かれた棒が並んでいます。
ボクもやってみるのですが、なかなか入らない。
やっているうちに、「見えないと入らないのでは?」「これは、ボクら視覚障がい者は開運しないよ!ってメッセージなのか?」
と、ひねくれかけましたが、こんな貼り紙が。
「全部入らなくても、運気がダメということではありません」
おー-ー!!
なんというお心遣い!
気持ちを持ち直します。
「あれ?じゃあ、何のための輪投げなんだろう?」という疑問も少しわきましたが、あまり気にしないことにします。
他にも銭洗い場所、手をかざすと音声が鳴る水晶などもありました。
たしかに、神社には珍しく、体験が多くできる場所でした。
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③ 和を感じながら疲れを癒せる!「足湯喫茶 椿や」
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最後に、「視覚障がい者でも楽しめる場所」として姉がオススメしてくれたのは「椿の蔵」です。
店内には、小江戸を感じる雑貨が並びます。
椿の蔵の1階の奥へ進むと、何やらカウンターが。
なんと、ここ「足湯喫茶 椿や」という足湯を楽しめる店が併設されています。
さっそく中へ。
着席すると、テーブルの下に足湯が。
冷気に湯気がゆらゆらと立ち込めています。
足を湯に入れると、冷えた体が、足元から徐々にほてっていきました。
旅の疲れが癒されますね。
※写真:足湯で飲んだ地酒・コーヒー。湯につかりながら飲むホットコーヒーも格別。
そして、一緒に足湯につかっていると、これまで以上に姉との気持ちの距離が近づいたように感じました。
その湯けむりが、ボクたちの旅を「思い出」に変えてくれたような気がしたのでした。
みなさんも、大切な人との思い出を作ってみてはいかがでしょうか?
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▼「川越鬼リピーター」の姉が立ち上げた同行援護事業所enkoのHPです(まだまだ魅力的なスポットもあるらしい・・・)
https://enko-gh.co.jp/
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