僕は、一日に何杯も紅茶を飲んでいます。
そんな紅茶をいれるためには「ポット」が必要です。
ですが、市販されているものは、デザインや模様にはこだわっているものの
①お湯がどれだけ入ったかわからない
②茶葉がポットから漏れてマグカップの中に紅茶と一緒に注がれてしまう。
など、弱視の僕でも使いにくく感じる点があります。
せっかくなら、大好きな紅茶をもっと手軽に楽しみたい!
そんなことを、視覚障がい者の友人に相談すると
「アフタヌーンティーならたくさんの種類のポットがあるよ」
と教えてくれました。
そんなお店があるのか!
と思い、早速iPhoneで調べて行ってみることにしました。
今回僕が訪れたお店が「アフタヌーンティー ホワイティー梅田店
ネットで地図も確認したし、準備はOK!!
愛用の白杖を片手に、大阪メトロ御堂筋線「梅田駅」に向かいました。
さすがは梅田、地下鉄を下車するなりたくさんの人がホーム内を行き来していました。
そんな中、トボトボと改札口へ向かう僕に「お手伝いしましょうか?」とサラリーマンの男性が声をかけてくれました。
梅田駅はよく利用しているし、お店の場所も大まかにわかるということで、「大丈夫ですよ」と返答して、一人で改札口へ向かいました
ですが、「大丈夫」と言った事を後悔する出来事がありました。
改札口を抜ければ、点字ブロックを使えば大丈夫と安心していましたが、時間帯は「帰宅ラッシュ」点字ブロックの上を、たくさんの通行人が歩いていたので、自分が今どこにいるのかわからなくなってしまいました。
なんとか探り探りで広い通りに抜けたものの、相変わらずたくさんの人が行き来していました。
さらに、目印のお店がなくなっていたこともあり、地図で見ていたお店の場所がわからなくなってしまいました。
途方に暮れていた僕でしたが、とりあえずお店に電話をして、弱視ということを伝え、電話越しに道案内してもらうことにしました。
店員さん側も、
「近くになにがありますか?」
「どの方角をむいていますか?」
「なにか音は聞こえますか?」
など、僕がどこにいるかを推測し、道案内をしてくれました。
お店に到着すると、先ほど電話対応してくれた店員さんが待っていてくれ、店内の買い物をサポートしてくれました。
店内は所せましと商品が陳列されており、通路から少しずれてしまうと、商品を倒して壊してしまいそうでした。
そんなことになると大惨事!!
そんな様子を見計らったのか、案内してくれていた店員さんが「少し待っていてもらえますか?」
と告げて、ほかの店員さんと簡易的なテーブルを設置してくださり、「気になる商品があれば、私がここに持ってきますので、見てみたい商品を教えてくださいますか?」と言ってくれました。
そこで、「ポットが見たいです」と伝え、しばらく待っていると
6つほどの商品サンプルを持ってきてくださりました。
実際に1つずつ触りながら
「色は〇〇です。」
「この大きさだと〇杯の紅茶を取ることができます。」
「このポットにはこんな特徴があります。」
と詳しく教えてくださりました。
中でも、店員さんがおすすめしてくれたポットが、ふたの部分が磁石になっており、茶葉がカップに漏れないだけでなく、紅茶を注ぐときにふたが取れない加工になっていました。
さらに、透明な作りになっているので、中身がはっきりみえ、ポットに手を添えると、温度でおおよその紅茶の量がわかるつくりになっていました。
弱視の僕でも使いやすいかと思い、商品棚の隅から見つけ出してくれました。
説明と実際に商品を触った感じからも使いやすそうということで、早速購入!
お店からの帰りには、大きな通りまで誘導してくれ、改札口まで、安心して帰ることが出来ました。
この時購入したポットを使ってほとんど毎日紅茶を飲んでいますが、店員さんの説明にもあったように、蓋がしっかりと閉じているので、これまでよくこぼしていた僕でも、火傷をすることがなくなり、安心して紅茶を楽しんでいます。
素敵なポットを紹介してくれた店員さんに感謝しながら、今日も紅茶を入れています。
アフタヌーンティー ホワイティーうめだ店は
コチラ →
https://www.afternoon-tea.net/shop-list/whity-umeda-living/
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