新長田駅付近にある「鉄人28号」のモニュメントからまっすぐ南へ商店街を歩いていきます。阪神高速3号神戸線を渡ると「アスタくにづか1番街」という建物があり、その1階に久遠チョコレート神戸店があります。
定番商品は、上質なカカオにドライフルーツやナッツを詰め込み、平たく固めた「久遠テリーヌ」(1枚248円)と、華やかな見栄えで目を楽しませる「プレミアムテリーヌ」(1枚380円)です。
他にも、タブレット型チョコ、ボンボンショコラ、クオンシェと呼ばれる焼き菓子、ロッシェと呼ばれる一口サイズのチョコ、チョコドリンク(ホット・アイス)、棒付きアイスなど、バラエティ溢れるラインナップです。ギフト用にラッピングされたチョコも多数あります。
バレンタインデーにいかがでしょうか。
さて、久遠テリーヌの食べ比べをしてみました。
写真の上から順に、
【ホワイト】ナッツが細やかに散りばめられた、程よい甘さのホワイトチョコです。
【リッチベリー】ドライいちごが入った、甘みの強いイチゴ風味チョコです。
【ノアール】キャラメルナッツとオレンジが入った、ほろ苦いチョコです。
写真の上から順に、
【ゆず】ゆずとレーズン入りで、酸っぱさがよく効いたチョコです。
【抹茶】黒豆入りで、まろやかな抹茶風味のチョコです。
【京番茶】東南アジア原産の果樹ランブータンが散りばめられた、歯ごたえのある番茶風味のチョコです。
プレミアムテリーヌも食べ比べしてみました。トレイの両端を押さえてチョコを浮かせるようにして取り出し、口にします。
写真の上から順に、
【ノアール】アーモンド、ナッツ、ドライパッションフルーツが載ったチョコです。
【ホワイト】ドライパイナップル、ドライクランベリー、ドライいちご、ヘーゼルナッツが彩るホワイトチョコです。
【ミルク】ドライメロン、ドライいちごが散りばめられたミルクチョコです。
個人的には、ノアールのプレミアムテリーヌが最も気に入りました。
久遠テリーヌ、プレミアムテリーヌは、この他にも数多くのベースと具材の組合せがあります。
(画像は店内にあるチラシ)
久遠チョコレート神戸店では、身体・知的・精神・発達などの障がいや難病のある人を対象に、働く人を募集しています。電話で問い合わせをすれば、見学も可能です。
子育てや介護をしている人も、仕事が続かなかった人も、中途障がいによりバリバリ働けなくなった人も、無理なく続けていけるように、就労時間や仕事内容などに配慮を受けながら働ける環境になっています。パンフレットによると、2020年11月のオープンから2021年9月までの間で継続率は100%。
ショコラティエはチョコレートで人を笑顔にする、人気の職業です。「興味があるけど、ハードルが高そう…」と思っていた人にとっては、いいチャレンジの場所ではないかと思います。
(画像は店内にあるチラシ)
工房の様子です。
パンフレットによると、箱折り、ギフト作成、商品個包装、在庫チェック、シーラーかけ、裏面貼りなどのパッキング作業、チョコレート製造、食器洗い、ドリンク製造、食材準備などの製造工程、事業所内清掃、買い出し、ごみ捨てなどを、それぞれの特性に応じて担当しています。様々な工程に細分化し、それぞれの人が得意分野に応じて担当した方が良い働きぶりを発揮しやすい、という考えが根付いています。
働いている人の障害は、身体障害(15%、身体障害手帳1級・2級)、精神障害(62%、精神障害手帳2級・3級)、知的障害(23%、療育手帳B1・B2)。年齢層は、10代(9%)、20代(18%)、30代(9%)、40代(27%)、50代(37%)。働く時間は1日1~5時間、日数は週に1日~毎日。
働く人からは「自分に合った作業ができるので楽しい!」「制服がかわいいからモチベーションが上がる!」「スタッフがフレンドリーで優しいので楽しく働ける!」「作ったチョコレートをお客さんが『すごい!かわいい』と言ってくれると嬉しい」という声があるといいます。
久遠チョコレートにはこれからも、働く人も客も地域社会も大切にしながら発展していってほしい、と思います。
【久遠チョコレート神戸店 店舗情報】
〒653-0036
神戸市長田区腕塚町5丁目3-1-110(アスタくにづか1番館南棟 1F)
新長田駅より徒歩5分
Tel: 078-646-3661
営業時間:10時00分~18時30分
定休:水曜日
以下のサイトでパンフレットをダウンロードできます。
https://plast-project.jp/service/quonchoco-kobe
以下のオンラインショップでも商品購入できます。
https://quon-choco.com/
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