鶴岡に伝わる歴史あるひな人形


2021年3月。
早春の日本海沿岸を走る1泊2日のドライブ旅に出かけました。
1日目は新潟県北の城下町・村上の食や文化を楽しみました。
https://www.cotravel.jp/diary/index.php?uniqueid=5eedb2cc661e8

この旅行記では、2日目の模様をお伝えします。
山形県の城下町・鶴岡に今も残る明治時代の古い建物を巡り、新たな魅力を見つけました!

早朝の笹川流れの海岸
【心が洗われる絶景・笹川(ささがわ)流れ】

2日目の朝は身支度をしてすぐにチェックアウト。
日本海沿いに走る国道345号線を北上し、山形県を目指します。
しばらくすると、左手の海岸線が砂浜からゴツゴツとした岩に変わりました。
村上市北部の景勝地「笹川流れ」です。
日本海側では珍しい澄んだグリーンの海と荘厳な奇岩。
まるで浮世絵のように美しい海岸です。

笹川流れの澄んだ青い海
道端に駐車スペースがあったので、車を停めました。
ここは「眼鏡岩駐車場」と呼ばれています。
駐車場には展望台と簡易トイレが併設されており、ドライブ中に絶景を眺めてリフレッシュできます。
海岸へ続くコンクリートの階段があったので、注意しながら降りてみました。
小さな磯に寄せて返す波を感じて、しばし癒やされました。

それから再び北へ走ります。
途中、新潟と山形の県境にあるコンビニエンスストアで朝食をとりました。


【致道(ちどう)博物館で建築と文化の散歩】

山形県に入りました。
この日はこれから、日本海側南部に位置する鶴岡市内を観光します。
まず向かったのは鶴岡市の歴史を知るうえで欠かせない「致道博物館」。
致道博物館には洋館や古民家などの建物が7棟集まっています。


和洋折衷のお城のような、旧鶴岡警察署庁舎
ブルーの外壁が印象的な画像の建物は、鶴岡警察署の庁舎として使われていたそうです。
和風の瓦屋根に洋風の上げ下げ窓やバルコニーが組み合わさった、明治時代ならではの洋風建築です。

碁盤や貝合わせなどの小さな「おひな道具」
江戸時代に建てられた旧庄内(しょうない)藩主御殿では、江戸や京から伝わったひな人形が所狭しと飾られていました。

展示室の中心に並んでいたのは、地元の菓子店による「おひな菓子」。
花や果物の形をした白あんの練り切りは新潟でも一般的です。
しかし、ここ鶴岡では、ナスや焼き魚などのおかずまで練り切りになっていたのです!
文化の違いが面白いですね。




美術館では、わたしの好きな「小さきもの」、ドールハウスの企画展が催されていました。

バーレストランを模したミニチュアドールハウス
おしゃべりが聞こえてきそうな、小さなバー。

二階建ての図書室を模したミニチュアドールハウス
貴族のライブラリーは二階まで本がびっしり。シャンデリアも輝いています。

白で統一されたマッキントッシュ風ミニチュアドールハウス
イギリスの建築家、「チャールズ・レニー・マッキントッシュ」のデザインを元に制作された部屋。
長い長い背もたれのある椅子が独創的です。

どの作品も、爪の先ほどの小さなパーツまで精巧に作られています。
完成までにどれだけの根気と集中力が必要だったでしょう!
作り手である礒貝吉紀さんのこだわりに心を打たれました。



【庄内名物「麦切り(むぎきり)」って?】

昼食はパートナーの希望で鶴岡市郊外にある「麦切り」とそばの有名店「寝覚屋半兵エ (ねざめやはんべえ)」へ。
「麦切り」は、庄内地方で愛されている小麦の麺。
冷や麦とうどんの中間くらいの太さが特徴です。
店に入ると、温かみのある庄内弁で席とメニューを案内されました。


「ねざめやはんべえ」の蕎麦とむぎきり
わたしたちは麦切り1人前とそば2人前を注文しました。
麺は1枚の長方形のお盆に盛られています。
甘めのつゆに、わさびとからしもついてきました。
麦切りはツルツルとした食感とのど越しの良さで思わず箸が進みます。
2人で3人前の麺をペロリと完食しました!


鶴岡カトリック教会の外観
【レトロな建物巡り 再び】

お腹がいっぱいになったところで鶴岡市役所方面へ移動しました。
ここにも古い洋館があるとのこと。
まず、赤いトンガリ屋根がかわいい「カトリック鶴岡教会」へ。
1903年に建てられた鶴岡教会の建物は、カーブが美しいロマネスク様式。
澄んだ空気の中に、祈りがささげられてきた時の重みを感じました。


がっしりとした構えのたいほうかん
最後に、鶴ヶ岡城址公園の敷地にある「大宝館(たいほうかん)」へ。
大宝館は1915年に建てられた洋風の建物で、現在は郷土の偉人に関する資料が展示されています。
わたしは「発明王」と呼ばれた「斎藤外市(さいとう といち)」に興味を持ちました。
明治時代に飛行機を発明した日本人がいたなんて驚きです!

お土産に山形の地酒を買って、2日間の旅を終えました。
珍しい人形や建物をたくさん見て回れたのはもちろん、おいしい食べ物や地域の方とのふれあいに恵まれた旅でした。


【バリアフリーについて】
「やまがたバリアフリーMAP」というwebサイトにバリアフリー情報が詳しくまとめられています。
お出かけ前にぜひチェックしてみてください。

今回訪れた歴史的建造物の多くは、建築当時の狭く急な階段が現在も使われています。
他方、一部の建物では出入口周辺がバリアフリー化されています。
大宝館の1階部分や鶴岡カトリック教会は車椅子でも見学しやすいと思います。

寝覚屋半兵エの店内は、一部がテーブル席となっています。
混雑する昼の12時台を避けるのがおすすめです。
では、良い旅を!

https://trip-yamagata-japan.com/barrier-free/detail/index/214
やまがたバリアフリーMAP 致道博物館

https://trip-yamagata-japan.com/barrier-free/detail/index/267
やまがたバリアフリーMAP 鶴岡カトリック教会

https://trip-yamagata-japan.com/barrier-free/detail/index/9
やまがたバリアフリーMAP 大宝館


【ご注意ください】
記載の内容は旅をした当時のものです。
変更されている場合がありますので、各施設等の情報は事前にご確認ください。

女性/40代 発達障害

信越地方在住。
発達障害(自閉スペクトラム症/ADHD)の特性をもつ。
事務系のクローズ就労とオープン就労を経て、現在は主婦。
趣味は文通、アドベンチャーゲームとバウムクーヘンの食べ比べ。

もともとはインドア派のわたしですが、ドライブとアウトドアが大好きなパートナーの影響で少しずつ出掛ける機会が増加中。
感覚過敏で疲れやすいため「低刺激の旅」を心掛けています。
失敗や反省もまるごとつづった旅行記を書いていきたいと思っています。

旅行エリア
東北, 山形県, 鶴岡市
旅行期間
対象読者
発達障害 精神障害 その他
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関連タグ
発達障害自閉症ADHDドライブ日本海ひな祭りレトロ蕎麦うどんドールハウス