小さな山のようになっている地面の上に乗っている大きな岩

     


自律神経系が弱い私は、真冬は布団にこもりきり。手先や足先はもちろん、腰も太ももも、きりきりと痛いほどに冷えてしまいます。まるで変温動物のように暑さ寒さに左右されてしまうのです。
でも、線維筋痛症を悪化させないためにも、ある程度は運動しなければなりません。12月のよく晴れた日、友人を誘って、長野県の南木曽町(なぎそまち)にある妻籠宿(つまごじゅく)へドライブに行くことにしました。妻籠宿内の「藤乙旅館」で昼食をとり、お腹いっぱいになった私たちは、散策を再開しました。
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妻籠宿の町並み、青い空
友人「青空がきれいだね。」
私「空気は冷たいけど、やっぱり晴れると気分が良いね。」
私は何度もうつ病を繰り返しており、曇りや雨の日はなんとなく憂鬱になってしまいます。低気圧で頭痛が起こったり、耳鳴りがしたり、落ち込んで動けなくなったり。そういえば、カナダなど冬の日照時間が短い地方では、冬季うつ病になってしまう方も多いと聞きます。
私「日の光って大事なんだなあ。」
友人「ビタミンDも日光を浴びることで合成できるらしいよ。」
太陽に感謝しながら進みます。

細い石畳の道、ゆるやかな上り坂


案内板「桝形の跡」
「桝形(ますがた)」の跡という場所がありました。道を2回直角に曲げて作ることで、敵が侵入しにくいようにしたものだそうです。

木造の妻籠郵便局、木の額に墨で「妻籠郵便局」と書かれている
妻籠郵便局がありました。入口に「妻籠 郵便資料館」と書かれた看板があり、歴史のありそうなたたずまいの郵便局に興味をひかれた私は、中に入ってみることにしました。

色々な形のたくさんの小さな郵便箱


郵便に関する資料がずらりと並んでいる
昔のポストや郵便はがき、飛脚がどのように走っていたかなど、妻籠の郵便に関する資料が展示されていました。
また、郵便を妻籠郵便局の窓口から発送すると、妻籠郵便局オリジナルの消印を押してくださるサービスもあるそうです。友人や親類に、ここから絵葉書などを送るのも良いかもしれません。

街道沿いにある黒い郵便ポスト、「書状集箱」と書かれている
街道沿いにも、黒い小さな郵便ポストがありました。「書状集箱」と書かれています。

大きな風呂釜のようなものが道のわきに3つ転がっている
道のわきに大きな釜が転がっていたので驚いてしまいました。五右衛門風呂の釜でしょうか。

家の外壁に掛けられた竹籠に花が飾られている
こちらの家には、竹かごいっぱいに花が飾られています。小菊と、実をたくさんつけた立派な南天。とてもきれいです。

大きな柿の木に実がなっている


茶色っぽい小さな身をたくさんつけた草


庭先の小さな木に柿の実が一つなっている
木や草に実がなっているのも風情があります。

水車小屋


日の光を浴びて光る、水車に注ぐ水の流れ
水車小屋がありました。竹でできたといを下って水が流れ、水車を回していました。
私「ここで流しそうめんをしたら楽しそうだなあ。」
友人「勢いよく流れそうだね。水もきれいでおいしそう。でも、そうめんは夏がいいね。」
私「そうだね、今は寒すぎるね。」

小さな山のような土に乗っかっている大きな楕円形の岩
今度は、目の前に大きな岩が現れました。岩の上にさらに岩が乗っているような格好ですが、どっしりと構えて安定しているようです。

木の額に「鯉ヶ岩の由来」が書かれている


大きな「鯉ヶ岩」、にっこり笑った口のような割れ目がある
この岩は「鯉岩」や「鯉ヶ岩」と呼ばれているそうです。昔は鯉の形をしていたものが、明治時代に大震災があり変形したとのこと。割れ目のような模様の部分が、私には鯉が大きな口で笑っているように見えました。

「熊谷家住宅」の小さな入口
「鯉岩」の向かい側に、「熊谷家住宅」と札のかかった家があり、小さな入口が開いていました。少しかがんで中に入ってみます。

いろりの周りに並べられた赤いお膳


石臼やいろいろな農機具


大きな釜と「製縄機」
住宅の中には資料が展示されていました。稲わらを縄にする道具や、味噌を作るための大豆を炒る大きな釜などを見ると、昔の生活が想像できます。

和室の障子の扉を開けた先に見える庭
熊谷家住宅の開け放った戸口を通して景色を見ると、とても絵になると思いました。

軒下に収納されている長い竹竿
熊谷家を出たところで、通りがかった観光客が上を見上げて「これはすごい」と言っていたので、何だろうと思い私も見上げてみました。
すると、軒下にとても長い竹竿が収納されていました。こんなに長さのあるものを、いったい何に使っていたのでしょうか。

芝生の小さな庭のような口留番所の跡


「口留番所跡」の説明板
ここは「口留番所(くちどめばんしょ)」の跡。ここから、中山道を通る人々を監視していたそうです。人間の喉のように大事な場所にあることから、「口留」とされたとする説があるそうです。たしかに妻籠宿でも「道が曲がってちょうどここからお店が並ぶ通りに入る」という場所にありました。

高い位置にある屋根の下に掛けられたたくさんの木の額


木の額に「定」と書かれ、その後にお触れの内容が続いている
口留番所跡の近くには「高札(こうさつ・たかふだ)場」がありました。ここに幕府から発せられた法律などが掲げられ、周知されたようです。「住民や通る人々の識字率が高かったのだろうな」と思いました。

妻籠宿の町並み、大きな松
あちこち見て回っていたら、もう1時間ほど経っていました。
私「そういえば、おみやげを買いたいんだった。お店を見ようよ。」
友人「そうだね。いくら時間があっても足りないよね。」
私たちは、何を買おうかと話しながら、お店に向かいました。
・<5 妻籠宿・おみやげ探し編>(https://www.cotravel.jp/diary/index.php?uniqueid=5eedb2cc661ee)に続きます。

妻籠宿公式ウェブサイト:https://tsumago.jp/
木曽広域公式観光サイト 木曽路.com「妻籠宿」:http://www.kisoji.com/kisoji/feature/tsumago.html

女性/30代 発達障害, 精神障害

九州地方在住。ボランティアから始めた地震被災者支援の仕事が終わり、現在将来を模索中。
発達障害、線維筋痛症、強迫神経症などあり。理解ある周囲のサポートを受けながら生活しています。
長く拒食症でしたが、今はおいしく食べています。旅先での食事もご紹介したいです。
・すきなもの:草、花、猫、スピッツを歌いながらドライブ
・すきな場所:お寺、水源、薄暗いところ
同じところにいても見ているものが違うとよく言われます。ちょっと違った視点での楽しみ方をお届けできたらうれしいです。

・発達障害者主体のNPO法人で活動しています。
HP:https://unevennpo.wixsite.com/decoboco

旅行エリア
中部, 長野県, 南木曽町
旅行期間
対象読者
発達障害 知的障害 精神障害 高齢者 その他
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関連タグ
発達障害ADHD自閉症LD線維筋痛症ドライブ南木曽町宿場町妻籠宿