塩ザケとおひなさま


2021年3月。
雪国・新潟にも春がやってきました。
冬の間は感染対策と豪雪のため外出もままならなかったので、春を迎える喜びはひとしおです。

春休みで観光地がにぎわう直前、わたしとパートナーはリフレッシュのため1泊の旅に出かけました。
行き先は新潟県北部と山形県の日本海沿岸。

この記事では1日目に訪れた新潟県北部の城下町・村上市についてお伝えします。
「食」「建築」「自然」と、たくさんの魅力にあふれた町でした。

瀬波海岸
車中泊に慣れてきたわたしたちですが、今回の旅では1年ぶりにホテルに泊まることにしました。
それというのも、新潟県民対象の宿泊補助施策「泊まっ得!にいがた県民割キャンペーン」があったため。
「1日目は県内でゆったり過ごし、2日目は県外までちょっと足を延ばす」
そんなプランを立てて、山形県との県境に近い村上市の瀬波(せなみ)温泉にある「瀬波ビューホテル」に宿を取りました。

当日の朝は特に早起きもせずゆっくり起きました。
ちょうどお昼前に村上市に着くよう、準備して出発です。

和楽寿司の海鮮丼
【内緒にしたい 絶品寿司】
道端に緑が芽吹き始めた国道7号線を一路、北へ。
ドライブ好きなパートナーに運転を任せ、わたしは助手席でランチの店を探します。
村上市の観光情報サイトを開くと、「村上どんぶり合戦」の文字が目に入りました。

「村上どんぶり合戦」は、村上地域の飲食店が「地元の食材を活用したオリジナルの丼メニュー」を展開するイベントです。
このイベントに参加している店ならおいしいに違いない!
そんな勘がはたらいて、どんぶりの写真が一番魅力的だった「和楽寿司」という店を選びました。

和楽寿司は村上の市街地から少し北にある、小さいけれど本格的な寿司店です。
パートナーはどんぶり合戦メニューの海鮮丼、わたしは握りランチを注文しました。

和楽寿司の握りランチ
運ばれてきたお寿司を見てびっくり!
なんとそこには、本マグロや村上牛の握りが。
ネタはやわらかくほぐれ、かむと旨味があふれてきます。
近所の人にも愛されているアットホームな和楽寿司。
また訪れたいお店として心に刻みました。

町屋づくりの建物
【町屋の人形さま巡り】

ランチの後は村上市の中心部に移動。
城下町の古い町並みを歩くことにしました。
前方に、黒々とした木の格子を持つ建物が見えてきました。

これは商店と住居が一体となった「町屋(まちや)」。
毎年、早春のこの時期には「城下町村上 町屋の人形さま巡り」と称して、それぞれの町屋に代々伝わる人形が展示・公開されます。
わたしたちも通りを歩きながら、いくつかの町屋で人形を見せていただきました。
飾られているのはひな人形だけでなく、武士や縁起物の人形などさまざまでした。

塩引きザケ店のたくさんのひなかざり
こちらは老舗の塩引鮭(しおびきざけ:塩をまぶして寒風に干したサケ)店の中に飾られた大振りのひな人形。
城下町村上の栄華が感じられます。

町屋の前の歩道はおおむね平らに整備されていると感じました。
しかし、店の出入り口などには段差があるかもしれません。
困ったことがあれば、各店舗にいる案内係の方に声をかけてみてください。


壁いっぱいに展示されたおもしろ消しゴム
【小さくてかわいい○○】

14時過ぎ。
再び市街から北に走り、瀬波温泉までやってきました。
チェックインまで少し時間があったので、ホテル近くの福祉施設に、とある展覧会を見に行きました。

消しゴムのケーキを並べたミニチュアのケーキ屋さん
精巧に形作られた、手のひらサイズの生き物や食べ物。
これ、実はぜーんぶ「消しゴム」なんです!

かつてわたしがコレクションしていたショートケーキやプリンパフェの消しゴムも発見。
一瞬で童心にかえる「かわいい消しゴム けしごむてん」でした。

輝く瀬波の海
【日本海を独占できるホテル】

15時になり、ホテルにチェックインしました。
入口やフロントは消毒液やアクリル板が配置されていて、安心できました。
案内された和室は2人での宿泊には十分すぎるくらい広々。
オーシャンビューで、窓を開ければ波音が聞こえます。

部屋に荷物を置いて、しばし浜辺を散策。
瀬波の海は、新潟で最も美しく、穏やかです。
明るいうちに、海に面した露天風呂にも入りました。
風呂はほぼ貸し切り状態で、じょんのび(ゆったりという意味の方言)過ごせました。

日本海と夕日
18時。
夕食のため食堂へ。
大きな窓から日本海に沈む夕日が見えました。

観光ホテルといえば「たっぷりの豪華なごちそう」が定番ですよね。
でも、食べきれずに残した分が廃棄されるのは悲しい。
瀬波ビューホテルにはそんなニーズに対応した「少量の和定食」プランがあったので、試しに頼んでおきました。
これが大正解!


瀬波ビューホテルの夕飯
ちょうどいい量ながら、わたしが食べたかった「お刺身」「茶わん蒸し」「デザート」がもれなく入っていました。
気持ちよく完食できたので、これからはこのような食事プランが新たな定番になることを望みます。

残念だったのは、ロビーで利用できるはずのWi-Fiがうまくつながらなかったこと。
それも逆に考えると、スマートフォンを手放して頭を空っぽにする良い機会となりました。
夜は波音に包まれてぐっすりと眠れました。

瀬波ビューホテルには、駐車場やエレベーターなどの基本的なバリアフリー設備があります。
しかし、建物が古いため、一部に段差や通りにくいところもあるようでした。
ホテルによると、スタッフのお手伝いにより車椅子ユーザーも安心して過ごせるようになっているそうです。

サケ加工品店の重厚な店構え
新潟県の最北端にある村上市。
そこには、厳しい自然で磨かれた文化と、あたたかなおもてなしの心がありました。

翌日に訪ねた山形県でも、「ひな人形」や「小さなもの」との出会いがありました。
山形編は別の記事として公開しました。
下記アドレスよりお読みいただけるとうれしく思います。
https://www.cotravel.jp/diary/index.php?uniqueid=5eedb2cc661f2

http://www.senami.or.jp/
瀬波温泉

https://ssl.senamiview.com/faq/
瀬波ビューホテル Q&A

https://www.sake3.com/
村上市観光情報総合サイト


【ご注意ください】
記載の内容は旅をした当時のものです。
変更されている場合がありますので、各施設等の情報は事前にご確認ください。


女性/40代 発達障害

信越地方在住。
発達障害(自閉スペクトラム症/ADHD)の特性をもつ。
事務系のクローズ就労とオープン就労を経て、現在は主婦。
趣味は文通、アドベンチャーゲームとバウムクーヘンの食べ比べ。

もともとはインドア派のわたしですが、ドライブとアウトドアが大好きなパートナーの影響で少しずつ出掛ける機会が増加中。
感覚過敏で疲れやすいため「低刺激の旅」を心掛けています。
失敗や反省もまるごとつづった旅行記を書いていきたいと思っています。

旅行エリア
中部, 新潟県, 村上市
旅行期間
対象読者
発達障害 精神障害 その他
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関連タグ
発達障害自閉症ADHDドライブ日本海町屋ひな祭り