青空と谷間に見えるパロの町


2016年、ブータンの旅。
旅中は聞こえなくても目で見てわかるコミニュケーションツールとして指差し会話できる本と紙のメモ帳を持って行きました。指差し会話で使用した本はこちら。
●地球の歩き方2016〜17ブータン(発行所:株式会社ダイヤモンド・ビッグ社)
●旅の指さし会話帳ブータン81ゾンカ語(発行所:株式会社情報センター出版局)
●紙のメモ帳


これまでブータンの中を旅して分かってきたバリアフリーについて。
これまで多くのところを観光してまわったが宿泊先やお店なども含めスロープは見かけることはあまりなかった。



ぬかるんだ泥の道、ガイドさんが傘をさし電話しながら歩いている
外で移動する時はアスファルトで舗装されていない雨でぬかるんだ小道を歩いて行くこともある。




木枠を乗り越えている女性観光客、横にゴを着た著者
写真はプナカ・ゾンに通じる橋の入り口の様子。建物に入る前に大抵階段や段差があり、ゾンやラカンの入り口、特にゾンの木枠が太いので気軽に入れない。ゾンに関しては敵から身を守る城塞、要塞としての機能もあるので、木枠が太いのもそのためなんだろうか?(ガイドさんに確認しておけばよかったなと後悔)。


以上の点は車椅子の人や歩いたり、登り下りが大変な人にとってブータン旅行の大きな課題である。


観光スポットには英語の解説板もほとんどなく、ガイドさんの声での解説だけが頼りである。
今回私が用意したのは旅のガイドブックや指さし会話帳だけだった。ガイドさんはゆっくり話してくれたものの英語であったため理解できたのはわずかだった。

(日本語話せるガイドさんが人気で、私が行きたい時期に手配できるのが英語ガイドさんだけだった。もちろん旅行会社さんからそれでも良いかと確認され、私はそれでもいいとお願いした)。

難聴やろうの人は音声文字変換と翻訳機能の機器やスマホ・タブレットのアプリを準備していくと良いと感じた。もちろん指さし会話帳もあると良い。

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青空と谷間に見えるパロの町
さていよいよ今回の旅のはじまりと最後の町、パロにやってきた。とても長い距離を移動してきた。いよいよ旅も終わりに近づいてきていると思うと寂しくなる。

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チョルテン、ルンタ、巨大なマニ車がみえる
西岡チョルテン。長期間ブータンの農業と地域開発に尽くしブータンで亡くなった西岡京治氏の功績を顕彰するために建てられた仏塔。

私はここにきて初めて西岡氏のことを知った。海外で活動するというのは本当にエネルギーが必要で大変なことだと思う。ネットやスマホもまだ普及されていない時に活動されてた西岡氏のことを思うとすごいなと尊敬する。


でこぼこした舗装されていない道
西岡チョルテンへ続く道はちょっとでこぼこな感じ。

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パロ・ゾンの外観、窓は上から下にいくにつれ小さくなっていく
パロ・ゾン。リンプン・ゾン(宝の山)とも呼ばれる。一番下の小さな穴は矢狭間(やざま)らしい。まさにお城としての機能も果たしている。今はパロの県庁。



3階建てに相当する建物
パロ・ゾン内部にある巨大な中央棟、ウチェ。



ブータン様式の3階建ての回廊
パロ・ゾンの回廊。

手前に木々に囲まれているようなウゲン・ペルリ・パリスと奥に商店街が見える。
手前に木々に囲まれているようなウゲン・ペルリ・パリスと奥に商店街が見える。

ブータン伝統様式の橋が見える。
ニャメ・ザムというブータン伝統様式の橋が見える。特徴は橋に屋根があり、両端から梁(はり)が少しずつせり出すように架けられる。
プナカ・ゾンにもあるようにブータン各地で見ることができる。



中庭の左の人工池に下半身が蛇のような体の女性像が2体、右に谷のミニチュア。
何やらユニークなスポット。左の人工池に下半身が蛇のような体の女性像が2体、右がおそらくパロ谷のミニチュア。こういうの好き。



下半身が蛇のような体の女性像
この女性像のことは後日どんなに調べてもわからなかった。古代インド神話のナーガ族の女性、ナーギーニだと思うけどなぜここにあるのだろう?


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キチュ・ラカンの外観、小ぢんまりな印象
ブータン最古の寺院、キチュ・ラカン。チベットを支配していた魔女を封じるために建てられた伝説の寺。

中は薄暗く、僧侶がなにやら儀式みたいなことをしていてとても神秘的な空気に満ちていた。内部は撮影禁止。



キチュ・ラカンの中庭にある伝説のみかんの木
キチュ・ラカンの中庭にある伝説のみかんの木。寒い高地にみかんがなるのは聖地のパワーのおかげと信じられている。

異次元のような内部から中庭に出ると現実に戻ってきたようでちょっとした開放感を感じた。みかん食べたくなった。


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テンジンリン リゾートの中庭みた風景、2階建ての建物が囲むようにある
今回の宿のテンジンリン リゾート。素敵なホテルだ。

大きいベッド、テレビ、小さいクローゼット、ベッド脇に小さなテーブル
泊まる部屋はとても立派で綺麗。この部屋も本来は2人部屋。



レストラン、右手に階段らしきものがある
食事をとるレストランは階段を上がって2階にある。エレベーターはない。



2階からみたテンジンリン・リゾートの中庭
2階からみたテンジンリン・リゾート。


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農家の前、ガイドさんと小さな男の子、女性の顔がちらっと見える
次は農家へ訪問させてもらう。こちらは農家の家の前の写真。

肩幅より狭い木製の階段かはしごのようなもの
まずはこのとても細い階段かはしごのようなものを登って屋根裏へ行く。



広い屋根裏、むき出しの柱や梁に布団や洗濯物が干されている、床にはバケツが数個ある
屋根裏には布団や洗濯物が干されていた。かなりスペースがある。



木枠に吊るされた大きな紙、床には絵の具や画材が散らばっている
こちらは仏様の絵を描いている部屋のようだ。



木枠の四方から多数の糸で吊るされた紙にうっすら数体の仏様が下書きされている。


下絵のアップ画像。2体の仏様の下絵が見える。食われかけくんがいる
木枠の四方から多数の糸で吊るされた紙にうっすら数体の仏様が下書きされている。


木製の四角い窓のようなものが4つあり彩色されている、大きな弁当箱のようなサイズ
他にも彩色されているアイテムがあった。

ブータン様式の祭壇のある部屋
見事な祭壇のある部屋。

チョルテンとルンタが続いている絵、左端を老人男性がもち、右端を若い男性がもっている。
巻物に描かれた絵を見せていただく。素晴らしい。

ピンクの部屋、小さなテーブルが4つ、敷物がある、ガイドさんがいる
こちらはリビングのお部屋。壁にたくさんの筒がかけられている。




椅子に座っている老人男性を描く著者、カメラで撮影しているドライバーさんがいる、著者は正座している
こちらで今回の似顔絵描かせていただく。カメラマンはもちろんガイドさんとドライバーさん。本当にお世話になります。



坊主頭の老人男性、ゴの上にダウンベスト、ズボンを履いている
とても絵になる御大。

左にピースをしている男の子と右に老人男性
凛々しい目をしたお孫さん。かわいい。

正座で似顔絵を描く著者
似顔絵を描く私。



椅子に座っているガイドさんとドライバーさん、ドライバーさんはスマホ見ている
書き終わるまで待っていてくれるガイドさんとドライバーさん。



男の子と老人男性の似顔絵
似顔絵が完成しました。お孫さんは私が描いている絵をムフー!ムフー!と鼻息鳴らして興味津々で見てくれて可愛かった。農家さん色々お世話になりました。ありがとうございます!

今回はここまで。次回は断崖絶壁のタクツァン僧院!どうぞお楽しみに!

男性/30代 聴覚障害

外国に行くと「ケニチロ」と呼ばれてしまう著者。
宮城県仙台市在住。生まれつき両耳70dBの聴覚障害があり補聴器をつけている。口話と手話を使う。英語など外国語が話せないが海外では知っている単語やジェスチャー、筆談を駆使してコミュニケーションを取る。
イラストなどのグラフィックや似顔絵の仕事をしている。読書や旅が大好き。この世界のことをもっと知りたい。私の旅の話が読者の旅の役に立てれば嬉しい。
障がい者のライフスタイルメディアMedia116で漫画連載。URLはこちらhttp://www.media116.jp/
ケンイチローのTwitterはこちらhttps://twitter.com/tdk1r

旅行エリア
アジア, ブータン, その他の観光地
旅行期間
対象読者
視覚障害 聴覚障害 肢体不自由 車いす 電動車いす 歩行補助具 高齢者 マタニティ 乳幼児連れ その他
見つけた設備・特徴 ピクトグラムの説明 新しいウィンドウで開きます
なし
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