ハリセンボンの写真とトキのつがいの写真


新潟県中部の港町、寺泊(てらどまり)。
梅雨時の日曜日、寺泊にある「雨の日でも楽しめる観光スポット」を車で巡ってみました。

寺泊へのお出かけについては、以前の記事でも触れました。
「工事現場が観光スポットに?大河津分水路と寺泊・魚のアメ横」
https://www.cotravel.jp/diary/index.php?uniqueid=5eedb2cc661c8

本記事は、上の旅行記の後に訪ねた2つのスポットについてご紹介します。
・寺泊水族博物館
・トキと自然の学習館 トキみ~て
期せずして動物とふれあうスポットが続きました!
写真もたくさん撮ってきたので、動物たちの表情を感じ取ってもらえれば何よりです。

寺泊水族博物館の外観
【寺泊水族博物館】
寺泊の中心、海産物市場通り「魚のアメ横」から海沿いに車を走らせること2km。
海の上にせり出すように立つ八角形の建物が見えてきます。
これは「長岡市寺泊水族博物館」。
1983年開館の少しレトロな水族館です。
体力と時間にゆとりがあったため、立ち寄ってみました。

寺泊水族博物館の入り口は約20段の階段の上にありますが、階段の左脇にはスロープも設置されています。
受付で障害者手帳を提示し、半額の割引を受けました。
障害の程度により、介助者も割引になる場合があります。

こちらを見つめるアカウミガメ
はじめに出迎えてくれたのは大きなアカウミガメ。
寺泊周辺の海岸に漂着したウミガメを水族館で保護し、育てているそうです。
元気になってよかったよかった。

縦縞もようのテッポウウオ
東南アジアに生息するテッポウウオは空中に水を飛ばして狩りをする器用な魚。
驚いたことに、寺泊水族博物館では「テッポウウオの餌取り射撃ショー」が行われるんです!
この日は感染予防のためお休みでしたが、以前見た際には見事なヒットを連発していました!

口と口を突き合わせる仕草をする魚、キッシンググラミー
まるでキスのようなしぐさをする「キッシング グラミー」の決定的瞬間をスクープ!
このカップル、実はオス同士だとか。


ハリセンボンと水槽に書かれた解説
針を寝かせたゴキゲンなハリセンボン。
水槽には白いマーカーで飼育員の愛あるメッセージが書かれています。
「ハリセンボンのキラキラした瞳はまるで宇宙!!」
こんな風に「手作りのぬくもり」を感じられる寺泊水族博物館がわたしは大好きです。


砂から顔を出す細くて白黒のチンアナゴ
わたしにとって「飼いたい魚ナンバーワン」のチンアナゴもゆったりと揺れていました。

ほかにもさまざまな生き物と出会えたので、写真でご紹介します。

寄生虫を食べる クリーナーシュリンプ
寄生虫を食べる「クリーナーシュリンプ」。

白と紺色のクラゲ
風船のようにプカプカ漂うクラゲ。

クマノミ
ユーモラスな表情のクマノミの群れ。

空を見つめるペンギン
館内は階段もしくはエレベーターで昇降できます。
2階は半分が屋内での魚の展示、もう半分が屋外のペンギン広場となっています。

寺泊水族館の展望スペースから見た日本海
3階は展望スペースとなっています。
うち半分が屋内の展望室。
雨の日でも日本海を眺めながら休憩できます。
ここは段差や障害物も少ないので、車椅子でも動きやすいスペースだと思います。

もう半分の屋外展望スペースはさえぎるものが何も無いため、遠くまで見渡せます。
運が良ければ、カモメなど野生の海鳥が近くまで飛んできて声を聞かせてくれますよ。

屋外への出入り口
屋外への出入り口には板が斜めに渡してありましたが、角度がやや急に感じられました。
ここは水族館によると「車椅子での移動は困難」とのことです。

また、訪れたのが日曜だったため、館内はたくさんの乳幼児連れでにぎわっていました。
こんな日は大きな歓声が館内に響くことがあります。
気になる人は耳栓などを使うと快適に過ごせそうです。


トキみ~ての建物正面
【トキと自然の学習館 トキみ~て】

寺泊には川や海にまつわるスポットがたくさんありましたが、最後に目先を変えて新潟県の鳥「トキ」を見に行きましょう。
水族博物館から車で10分ほど内陸に進み、小高い丘の上にある「長岡市トキと自然の学習館 トキみ~て」に到着しました。

ここには国際保護鳥であるトキが感染症などにより全滅するのを防ぐために設けられた「分散飼育センター」があります。
この飼育センターの一部が「トキみ~て」として一般に公開されています。

「トキみ~て」の観覧券は100円(中学生以下は無料)。
障害者手帳による免除制度もあります。


ときみ~てのパンフレットとトキの折り紙
館内に入ると、受付係の方が分散飼育やトキの生態について詳しく解説してくださいます。
おみやげにトキの折り紙までいただきました。
観覧スペースとトキの公開飼育ケージの間はマジックミラーになっていて、トキに警戒されることなく間近に観察できます。
観覧スペースは車椅子が通れる十分な広さがありますが、マジックミラーの効果を保つために薄暗くなっているのでご注意ください。


エサをついばむトキ
あっ!いたいた。

この日は5羽のトキを確認できました。
トキはとまり木で休んだり池でエサをついばんだりと、みんな思い思いに過ごしています。
「今日のドジョウはおいしいなぁ」なんて声が聞こえてきそう。
数年前は佐渡まで行っても肉眼では見えないくらい遠くからしか観察できなかったトキ。
身近になった姿には感慨深いものがありました。


トキの羽の色を解説したパネル
興味深かったのが、トキの首から背中にかけた羽が黒ずんでいたこと。
わたしの記憶では、トキは「朱鷺色(ときいろ)」と呼ばれるオレンジがかったピンク色をしているはずです。
解説によると、黒ずんだ羽は繁殖期に見られる「生殖羽(せいしょくう)」とのこと。
そういえば、佐渡に住む友人が「うちの田んぼに来たよ」と送ってくれた画像のトキも黒っぽい羽でした。
なるほど、恋の季節だったのですね!

トキのひな鳥の映像
「トキみ~て」では「繁殖に入ったつがい」と「生まれたひな鳥」は非公開となっていました。
ひな鳥の映像を見に、敷地内にある「学習館」へ2分ほど歩いて移動します。
学習館ではひな鳥が元気な声でエサを求める様子が動画で確認できました。
寺泊でトキの分散飼育が始まった2012年から2020年までに48羽ものひな鳥が生まれ、その半数以上が佐渡で放鳥されたそうです。
ふと空を見上げるとトキが舞っている、そんな日常が案外早くやって来るかもしれませんね。

寺泊民俗資料館の物置を再現した展示
学習館の2階は寺泊民俗資料館になっています。
昭和時代の民家が再現された展示はまるで映画のセットみたい。

寺泊で食べられる料理のサンプル
いかの塩辛、ところてんにどじょう汁…
寺泊の食卓を模した食品サンプルもありました。
海の幸と里の幸の取り合わせは栄養バランスもよさそう。
つつましくも多彩な食生活がうかがえました。

トキと自然の学習館 外観(スロープあり)
【旅を終えて】
晴天のイメージが強い寺泊。
しかし、今回のドライブを通して「屋根のある施設も充実しているんだ!」と気づきました。
1日で4カ所を巡る密なスケジュールでしたが、なじみのある町なので最後まで元気に過ごせました。
展示の変化を楽しんだり隅々まで足を踏み入れたりすることで、行ったことのある施設も新たな気持ちで楽しめた日帰り旅でした。


寺泊水族博物館
http://www.aquarium-teradomari.jp/index.html
身障者用駐車場:あり
多目的トイレ:あり
貸出用車椅子:あり

トキと自然の学習館
https://www.city.nagaoka.niigata.jp/kurashi/cate09/toki_gakusyu/index.html
身障者用駐車場:あり
多目的トイレ:あり
貸出用車椅子:あり

【ご注意ください】
記載の内容は旅をした当時のものです。
変更されている場合がありますので、各施設等の情報は事前にご確認ください。

女性/40代 発達障害

信越地方在住。
発達障害(自閉スペクトラム症/ADHD)の特性をもつ。
事務系のクローズ就労とオープン就労を経て、現在は主婦。
趣味は文通、アドベンチャーゲームとバウムクーヘンの食べ比べ。

もともとはインドア派のわたしですが、ドライブとアウトドアが大好きなパートナーの影響で少しずつ出掛ける機会が増加中。
感覚過敏で疲れやすいため「低刺激の旅」を心掛けています。
失敗や反省もまるごとつづった旅行記を書いていきたいと思っています。

旅行エリア
中部, 新潟県
旅行期間
対象読者
発達障害 精神障害 その他
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関連タグ
発達障害自閉症ADHD水族館ドライブ