宮崎神宮にお参りに行ったとき、偶然休憩所で「発見!きのこランド」のチラシを見つけました。生き物や自然が好きな私としては、外せないイベントです。これは行かなくては。
宮崎県総合博物館は宮崎神宮の境内にあります。
「私はきのこをぜひ見たいけれど、他の人たちはどうなのかな?じめじめしたイメージだったりもするのかな。あまり人は来ていないかもしれない。」
と思っていたのですが、びっくり。博物館前に2カ所ある駐車場は、ほぼ満車です。
「きのこってこんなに人気なの?!」
身体障害者優先の駐車スペースが用意されています。訪れた日はまだ空きがありました。
入口は階段を数段上がった先ですが、その横にはゆるやかなスロープも設置されています。
インフォメーションカウンターまで、点字ブロックも続いていました。
「館内の写真を撮ることはできますか?」
「はい、写真を撮っても大丈夫です。フラッシュ撮影、動画撮影はすみませんがお断りしています。」
カウンターのスタッフさんが丁寧に教えてくださったので、安心して撮影できます。
カウンターの近くには、貸し出し用の車いすとベビーカーがありました。
フリーWi-Fiも利用できます。
地下にあるトイレへの下り階段がありました。
宮崎県総合博物館の開館は1971年と、もう50年以上前のことです。当初はもしかすると、トイレがあるのは地下だけだったのかもしれません。
現在の館内には他にもトイレがあります。こちらは1階のバリアフリートイレです。隣には授乳室が2室あり、個室なので家族もサポートできそうです。
特別展「発見!きのこランド」の会場は2階でした。
階段の後方にエレベーターが1基あります。エレベーターの扉には、古代エジプト人のような絵が細かくデザインされています。
発達障害があり、細かいものにこだわる特性を持つ私は、扉の正面に立ったまま絵についつい引き込まれてしまい、うっかりエレベーターから出てくる人のじゃまをしてしまうところでした。
2階にもバリアフリートイレが設置されています。
会場の前には記念撮影スポットがあり、ちょうど家族連れが楽しそうに写真を撮っていました。
いよいよ会場へ。わくわくします。
入口が小さく見えたので「ひょっとして、展示内容も少しだけなのかな」と思ったのですが、実際に入ってみると会場は奥行きも幅もあり、とても広く充実しています。じっくり見ようと思ったら、半日あっても足りないぐらいかもしれません。
会期中は、きのこ関連イベントも目白押しのよう。
私は「諸塚村のきのこと物産品販売」が気になりました。諸塚村(もろつかそん)は宮崎県の北部にある村で、シイタケの生産で有名です。
私は数回諸塚村を訪れたことがあり、物産販売所「もろっこはうす」での買い物を楽しみました。「柚子胡椒」も売られています。
柚子胡椒の材料は、柚子の皮、塩と、コショウではなく唐辛子です(製品によっては他の調味料なども加えられています)。焼きシイタケや、宮崎の有名なグルメ「地鶏の炭火焼」に柚子胡椒をつけて食べると、とてもおいしいですよ。
入口には、飲食と撮影に関する案内表示がありました。図で示されていて分かりやすいです。
会場に入ってまず目を引くのは、この巨大なキノコの模型。
一番手前にあるのは「タマゴタケ」の拡大模型です。白いタマゴのようなものがまず土から出てきて、それが割れて今度は赤いタマゴのようなカサが現れ、伸びて成長していくそうです。鮮やかな色にびっくりしてしまいますが、食べられるキノコだそうです。
私がこれまでに食べたきのこは、シイタケやシメジ、エノキダケなどスーパーで購入できる10種類ほどでしょうか。毒のある種類も多く見分けるのが難しいので、外に生えているものを食べたことはありません。でも、スーパーがない大昔から、人間はいろいろなきのこを危険を冒しながら食べてきたのだなと思いました。
<中編>と<後編>では、「発見!きのこランド」の会場内をご案内しますね。
宮崎県総合博物館:
https://www.miyazaki-archive.jp/museum/
諸塚村:
https://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/
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