城の南の駐車場に車を停めました。駐車場にあるトイレは身障者用設備があります。
トイレの場所も駐車場からすぐの場所にあり、清潔に手入れされていたので安心して使用することができました。
舗装されたゆるい坂道を上って、城に向かいます。途中の道には、遊具や芝生が整備された公園もありました。休日は家族連れの憩いの場のとなっているのでしょう。
南口駐車場から歩いて10分くらい歩くと、城を囲む水堀と石垣、そして城に入るための橋が見えてきました。途中足を止め、水堀の外側から見える景色を眺めながら休憩をし、先に進んでいきます。
お堀にかかる橋を渡り、お城の本丸と呼ばれる場所に入っていきます。
城に入るまでの道は多少デコボコはありましたが、しっかり舗装されていました。車いすやベビーカーでも移動がしやすそうでした。案内の看板もわかりやすく、道に迷うような不安もなかったので、不測の事態に弱い私としてはありがたかったです。
散歩のようにぶらぶらとゆっくり歩いていくと、城内への入口にたどり着きました。
残念ながら、城内に入るには階段しかなく、歩行が困難な方が入るのは厳しそうです。お城の景観的なものなのか、城の構造上エレベーターなどの設置が無理なのかと思います。
ですが、城の周りは舗装されているので、お城周りをぐるりと回って、外観をゆったり眺めることはできます。
城内には、戦国期からの会津の藩主の紹介や幕末の戊辰戦争の資料などが展示されていました。
歴史が好きな私は、色々藩主の移り変わりにも興味がありましたし、戊辰戦争での白虎隊の悲劇についても習ったことがあり、あらためて当時の方のやるせない心境などを考えながら感慨にふけりました。
お城の最上階は展望台となっています。会津若松の平和な街並みが一望できました。雄大な眺めをゆっくり見るのは私にとっての癒しです。しばし会津の街並みを眺めていました。
高いところで感じる冷たい空気も気持ちがよいものです。
城内の別の場所では、白虎隊や新選組に関する展示など、幕末に興味のある方が目をひかれそうな資料がたくさんありました。
城の外観です。
今でこそ立派な建物だなと眺められますが、昔はここで人の命をかけた戦いが何度も起こったことを考えると、平和な世の中のありがたさを感じます。
城の近くのお手洗いも、身障者対応がありました。
また無料の休憩所や喫茶コーナーがあり、疲れやすい私としては、おいしいお茶で一息つける場所があるのは大変ありがたかったです。お茶を一杯いただき、しばらくの間ゆったりと休憩をさせていただきました。
軽く休憩した後、再び歩いていると有名な「荒城の月」の石碑を見つけました。学生のころ習った歌なのでとても懐かしく感じ、メロディを口ずさみながら歩きました。
今回は歩きやすく広い城内をゆっくり回り、歴史の流れにひたる一日を過ごしました。
城の周りは舗装されていて、とても歩きやすい環境ですので、お体が不自由な方でもゆっくりと回ることができます。会津の歴史を感じるために足を運ばれてはいかがでしょうか。
鶴ヶ城
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https://www.tsurugajo.com/turugajo/shiro-top.html
〒965-0873 福島県会津若松市追手町1-1 会津バス 街中周遊バス(ハイカラさん・あかべぇ)「鶴ヶ城入口」下車、徒歩5分磐越自動車道:会津若松ICより約15分
<入場料>
大人410円(天守閣・麟閣共通券 大人520円)小中学生150円 障がい者の方は、障がい者手帳をご提示で入場料が無料になります(ご本人様のみ)
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