森の中、木々を見上げたところ

     


9月半ばの秋晴れの日、知人と長野県塩尻市の平出(ひらいで)遺跡へ行ってきました。
遺跡公園ガイダンス棟で平出遺跡についてのビデオを見せていただき、縄文時代の復元住居などを見学した私たちは、次に、「平出の泉」に向かって歩き出しました。

ガイダンス棟から泉までの地図


「ひらいで絵地図」
遺跡公園のガイダンス棟から平出の泉までは、数百メートルの距離です。私たちはガイダンス棟でもらった絵地図を見ながら、ゆっくり歩きました。
途中、「本棟造(ほんむねづくり)」という、独特な造りの民家が並ぶ住宅地を通りました。

屋根の上の大きな「雀返し」
「本棟造」は長野県の中部から南部に見られる造りだそうで、「切妻造(きりづまづくり)」という、本を伏せたような形の大きな屋根をもっています。そして、屋根には「雀返し」という装飾がついていました。この大きさには、雀もびっくりして引き返しそうです。

金属でできた門のようなもの
また、このような金属製の門(?)のようなものが道の数カ所に見られたのですが、これはいったい何なのか、調べても分かりませんでした。知っている方はぜひ教えてください。

側溝を流れる水


澄んでいる水の流れ


細い溝を流れる透明な水
側溝にはきれいな水が流れています。

洗い場
野菜を洗うのに良さそうな水場もありました。

側溝の横のたんぽぽ
もちろん、私の大好きな植物もたくさん。たんぽぽの綿毛は、水辺の涼しい風を受けてふわふわと揺れていました。

ハキダメギク
花びらの形が特徴的なハキダメギクです。たしかに、ほうきで掃除をしたときの掃き溜めのような場所に咲いていることが多いのですが、ちょっと気の毒な名前です。

イチイの赤い実


イチイ
こちらは生垣などに使われているイチイの木です。赤くて少し透きとおるような、かわいらしい実をつけていました。

道に出てきた猫


歩いている猫
民家の敷地からひょっこり猫が出てきました。近くを歩いていたおじいさんに、一定の距離を保ちながらついて行っているようでした。
「おじいさんの飼い猫なのかな?」
「間合いの取り方がおもしろいね。」
「ヒョウみたいな、スマートな体つきの猫だね。」
「うん。タヌキみたいにぽってりした猫もいるけど、猫もいろいろだね。」
猫はおじいさんを気にしながら、ひょこひょこと草むらに消えていきました。

長い白壁のある道


背の高いひまわり
青空が広がる気持ちの良い散歩日和です。

階段を上った先にある柵、「あぶない」の看板
「このあたりに泉があるはずなんだけど、見えてこないね。」
「ひょっとしてここかな?」
道のわきにあった階段を上ってみました。

柵の向こうにある泉


広い泉


泉の水、鴨が泳いでいる
階段を上った先に平出の泉を発見。静かな場所です。
泉はフェンスで囲われており、近くまで行くことはできませんでした。

柵の近くに咲く白い花


柵に絡んでいる蔓に青い実
泉のまわりの草花も涼しそう。

木陰の道
近くの案内板には、泉の水は「鍾乳洞から湧き出しているとされている」と書かれていました。

柔らかな光のさす階段


木々の間に見える崖


切り立った崖
「あのあたりに鍾乳洞があるんじゃない?」
「たしかに、切り立っている岩の下の方にありそう。」
「危ないから近づけないんだね。」
「すごく深そうだもんね。」
私たちは話しながら上り坂を進みました。
「もうすぐ博物館もあるんじゃないかな?」
「博物館にも行ってみよう。」

赤松林の中に見える建物


赤松林の横の道路
平出の泉から1、2分歩くと、左手の赤松林の中に平出博物館が見えました。

平出博物館入口


舗装されていない道、案内標識
博物館に入ろうとしたところで、すぐ横に、「高床式倉庫・古墳群」の標識を見つけました。
「行ってみる?」
「うん。博物館の前に倉庫を見に行こう。」

苔の生えた細い道


「熊出没注意」の黄色い表示
狭い道を進むと、「熊出没注意」の看板がありました。
「熊が出ることがあるのか。鈴を持ってくればよかった。」
「ほんと、まさかこんな森みたいな所に来るとは思わなかった。」
次回は熊避けの鈴を持ってこようと思いました。

道のわきから出てきたヘビ
ところが、実際に現れたのはヘビでした!知人はヘビが大の苦手です。苦手な人に限って見つけるもので、この時も先に見つけたのは知人でした。
「わあ!ヘビ!」
「えっ、どこに?」
「そこ、その右にいる!」
「ああ本当だ。どうしよう。」
ヘビも私たちに驚いたのか、立ちすくんだようになってその場から動きません。
「はやくどこかに行ってくれないかなあ。飛びかかってきたらどうしよう。毒があるヘビだったら嫌だな。」
「もう少し離れようか。いや、動かないほうがいいのかな。」
すると、ヘビはするすると引き返していきました。次回来るときは鈴のほかに、ヘビの知識も必要そうです。
ヘビの出没でしばらくドキドキした私たちでしたが、気を取り直して進むことにしました。熊には出会わないと良いのですが。

塩尻市観光ガイド時めぐり「平出遺跡」:https://tokimeguri.jp/guide/hiraideiseki/
塩尻市ホームページ「平出遺跡」:http://www.city.shiojiri.lg.jp/tanoshimu/bunkazai/hiraideiseki/index.html

女性/30代 発達障害, 精神障害

九州地方在住。ボランティアから始めた地震被災者支援の仕事が終わり、現在将来を模索中。
発達障害、線維筋痛症、強迫神経症などあり。理解ある周囲のサポートを受けながら生活しています。
長く拒食症でしたが、今はおいしく食べています。旅先での食事もご紹介したいです。
・すきなもの:草、花、猫、スピッツを歌いながらドライブ
・すきな場所:お寺、水源、薄暗いところ
同じところにいても見ているものが違うとよく言われます。ちょっと違った視点での楽しみ方をお届けできたらうれしいです。

・発達障害者主体のNPO法人で活動しています。
HP:https://unevennpo.wixsite.com/decoboco

旅行エリア
中部, 長野県, 塩尻市
旅行期間
対象読者
発達障害 精神障害 高齢者 乳幼児連れ その他
見つけた設備・特徴 ピクトグラムの説明 新しいウィンドウで開きます
なし
関連タグ
発達障害ADHD自閉症LD線維筋痛症塩尻市平出遺跡