神宮

     


 発達障害の特性の影響なのか、私は疲れていたりストレスが溜まっていたりすると、映像や文字や音など、視覚や聴覚からの情報に過敏になります。
 そうすると軽いパニックを起こしたり、気持ちが落ち込んだりしてしまい、作業にまったく集中できなくなってしまいます。そんな時は明るい時間帯に散歩するようにしています。
 今回の散歩は、名古屋市のホームページに掲載されている「史跡散策路」を参考にして、神明社から熱田神宮まで歩きました。
【名古屋市史跡散策路】
https://www.city.nagoya.jp/kankou/category/34-5-0-0-0-0-0-0-0-0.html
【熱田区 熱田神宮裁断橋コース】
https://www.city.nagoya.jp/atsuta/page/0000000652.html

神明社
 名古屋市南区の「神明社(しんめいしゃ)」。この日の名古屋散歩はここからスタートです。

境内
 境内の様子です。
 名古屋市南区は「神明社」という名前の神社がいくつかあるのですが、ここは「伝馬神明社」と呼ばれています。
 江戸時代、この辺りは干拓で出来た新田が多く、田んぼの守り神として建てられたそうです。

鉄棒
 境内の一画には、鉄棒と「どんぐりひろば」という案内板がありました。子どもたちの遊び場になっているようです。
 私も、小さい頃に地元の神社の遊具で遊んでいたことを思い出しました。当時を思い出して懐かしい気持ちになり、逆上がりをしたら、鉄棒が低過ぎて地面に頭を強打しました。
 目から火花が飛ぶような衝撃でしたが、ちょっとたんこぶが出来る程度で済みました。 
 
 子ども用の遊具で遊ぶときは、自分の体格をよく考えないといけませんね。

張り紙
 社務所の玄関です。
 ここは地域の人たちの憩いの場となっているようですが、今は新型コロナの影響でお休み。仕方ありませんが寂しいですね。

道
 神明社を後にして次の目的地へ。名古屋鉄道の線路に沿って歩きます。

橋
 気になる名前の橋を見つけました。うきしまはし(浮島橋)です。
 このあたりが「浮島町(うきしまちょう)」という町なので、その町名から取っているのでしょうが、そもそもなぜ「浮島」なのか?
 後で、近くに住んでいる知り合いに聞いたところ、昔、満潮になると浮島のように見える場所があったからこの名前がついたとか。こういう発見は楽しいです。

裁断橋
 熱田区にある「裁断橋址(さいだんばしあと)」と「姥堂(うばどう)」。
  1590年、豊臣秀吉による小田原征伐のときに病死した息子の供養のため、母親がこの橋を架け替えたと言われています。
 裁断橋は、精進川(現在の新堀川)という川に架かっていました。橋のそばに、三途の川の番人・奪衣婆の像を安置した「姥堂」があったことから、精進川は別名「三途川」とも呼ばれていました。
 三途の川は現世とあの世の境目。そこに架かる橋を架け替えて、息子を供養したわけです。


姥堂
 手前の石橋が裁断橋で、奥の建物が姥堂です。
 橋に取り付けられた擬宝珠(ぎぼし)には、母が息子について書いたと思われる銘文があり、「日本女性三名文」の一つとなっています。
 擬宝珠の現物は名古屋市博物館に保管されています。

どどいつ
 橋のそばにこんな碑がありました。このあたりが「都々逸(どどいつ)」発祥の地と言われているそうです。
 旧東海道の宿場町・宮宿にあった茶屋の女中が、関東の潮来(たこ)節という唄を自己流にアレンジしたものが評判となり、それが都々逸の始まりとなったと言われています。

竹千代
 裁断橋から少し歩いたところにある「徳川家康幼時幽居跡」。幼い頃の徳川家康(当時の名前は竹千代)が、織田家の人質となった時に幽閉されていた屋敷の跡地です。
 現在は、住宅やコインパーキングがあり、石碑と看板だけが、ここが家康が幽居されていた場所だったことを示しています。

 家康好きの私にとって、この日一番の目的地はここでした。
 
 家康は、6歳くらいから10年以上、織田家や今川家の人質になっていました。父と敵対する国の人質となっていた幼き日の家康は、どんな気持ちでここにいたのでしょうか。

東海道
 この辺りは旧東海道の宿場町・宮宿(みやしゅく)に近く、旧街道に沿った道が整備されています。
 国道から少し離れた位置を通っているため、静かで交通量も少なく、のんびり歩くにはちょうどいい場所です。 

鈴
 鈴之御前社(れいのみまえしゃ)。ここも旧東海道沿いにあります。
 熱田神宮をお参りする前に、ここで身を清めてお祓いを受けるという習わしがあったそうです。

正覚寺
 旧東海道を後にして、国道1号線を渡り、熱田神宮の方面を目指します。
 途中に立ち寄ったのが「正覚寺(しょうかくじ)」。浄土宗のお寺です。

蓮
 蓮や松など沢山の花や木が所狭しと植えてあり、植物園のような雰囲気でした。

伝馬町
 名古屋市営地下鉄名城線 伝馬町駅。過去の旅行記でも紹介しました。熱田区の史跡や寺社を回るのに適した駅の一つです。

【参考】
散歩で気持ちを落ち着けよう 名古屋市熱田区の「宮の渡し公園」
https://www.cotravel.jp/diary/index.php?uniqueid=5eedb2cc66128

円通寺
 円通寺(えんつうじ)。通称・秋葉山(あきばさん)。こちらは曹洞宗のお寺です。
 毎年12月16日に行われる火渡り神事が有名です。焼いた護摩木の上を裸足で渡るもので、テレビなどで見たことがある方もいるかもしれません。
 境内が広くて開放感があります。

神宮のそば
 写真の右側に見える木の向こう側は熱田神宮です。あと少し!

南門
 熱田神宮の南門に到着しました!
  三種の神器の一つ草薙神剣(くさなぎのつるぎ)が祀られています。
 名古屋に住みはじめてから何度も来ている場所ではあるものの、毎回、この厳粛な雰囲気に身が引き締まります。
 
 歴史が長く格式の高い神社で、多くの人が参拝やお祓い、結婚式などで訪れる神社です。その一方で、参道に市が立ったり、境内に地元グルメの店があったりするなど、地元の人に尊重されつつも、気軽に足を運べる雰囲気もある場所です



参道
 本宮へ続く道。
 平日の午前中だったためか、参拝客は少なかったです。休日や初詣の時期は人で溢れかえるので、人混みが苦手な方は時期や時間をずらして参拝することをお勧めします。
 ちなみに、私は毎年元旦の午前4時から午前5時ぐらいに初詣をしています。年明け直後のピークと朝一番のピークの谷間で、人が少なく快適です。

本宮
 本宮で参拝をして、この日の散歩は終了です。
 今回ご紹介したルートは、神明社から熱田神宮まで徒歩で約2.5km。私はさらに、自宅から神明社まで約2km、熱田神宮から自宅まで約3km歩きました。

 電車で行く場合は、神明社の最寄り駅は名古屋鉄道の豊田本町駅、熱田神宮の最寄り駅は名古屋鉄道の神宮前駅、または名古屋市営地下鉄名城線の伝馬町や神宮西です


男性/30代 発達障害, 精神障害

愛知県岡崎市出身、名古屋市在住の「ふかつ」と申します。
発達障害(ADHD、ASD)で、精神障害福祉手帳(3級)を所持しています。

【仕事】
十数年間、一般就労で、民間企業や公務員を経験しましたが、能力や心身に限界を感じて退職しました。
現在は、
・貧困等の事情がある家庭の子供への学習支援
・webライター(勉強中。とにかく書けるものを書いています)
・SDGsに関心があり、自分に何かできることはないか模索中
その他、自分でも苦痛なく出来ることを探しています。

【趣味】
旅行、食事、散歩、読書
最近は、地域の祭のお手伝いをしたり、獅子舞の保存会で活動したりもしています。

【今行きたい場所】
新潟県、青森県、岩手県、秋田県、茨城県、群馬県
(あとこれだけ行けば47都道府県制覇なのです・・・)

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akix0726@gmail.com

旅行エリア
中部, 愛知県, 名古屋市
旅行期間
対象読者
発達障害 精神障害
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関連タグ
名古屋市熱田区南区熱田神宮裁断橋神明社