島を回るのにたっぷり時間を使いたかったので、篠島への高速船の乗り場がある南知多町で一泊して、翌朝から島へ行くことにしました。
宿泊場所は南知多の温泉旅館。部屋から海が見えるだけでなく、部屋まで波の音が聞こえるくらい海との距離が近いです。
夜は波の音を子守唄にして眠れました。すごく心地よかったです。
こちらが夕食の写真です。夕食は近くの民宿で頂きました。釜の中はアサリの釜めしです。
続いて朝ごはん。
左下のお椀は、白ご飯の上に刺身や釜揚げしらすをのせたものなのですが、なんとこの旅館、朝食は刺身と釜揚げしらすが食べ放題なんです。刺身はその日の朝に獲れた魚とのことです。
夜も朝もおいしい海の幸を堪能して大満足でした!
※この旅館、2021年9月現在、コロナの影響で休業中のようです。営業再開したら、いつかまた訪れたいです。
しっかり腹ごしらえをしたところで、島へ向かいます。
まずは篠島から。
南知多町の先端にある師崎(もろざき)港から定期高速船に乗って篠島港まで行きました。
この定期高速船は、障害者手帳の「旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄」の第1種に該当する方は本人と介護者が、第2種に該当する方は本人が5割引となります。
スロープ(必要に応じて職員のサポート付き)による乗降が可能で、船内には車いすの方も使えるトイレや車いす用スペースがあります。
10分ほどで着くので、船酔いの心配もありません。
船や港では、制服姿の子どもやスーツ姿の方を目にしました。通学・通勤の足にも使われているみたいです。
篠島港をスタートして、島を海沿いに歩いてグルリと一回りします。
篠島の海はとてもきれいです。この日は天気も良かったですし、どこを向いても、きれいな海や岩場などが見えるいい眺めでした。平日だったためか、旅行客や釣り人が少なく、島を独り占めしているような感覚になりました。なかなか気分がいいものです。
海沿いは岩場が多く、島は全体的に段差や勾配も多かったです。私のように歩いて回るなら、歩きやすいスニーカーや脱ぎ着のしやすい上着などの服装をおすすめします。
港から30分ほど歩いた所にあった「清正の枕石(きよまさのまくらいし)」。
戦国時代好きとしては、ここは外せません(笑)
戦国武将・加藤清正(かとうきよまさ)が、名古屋城の石垣に使う石を探していたところ、篠島で石垣に使えそうな良い石を見つけました。清正は石を運び出そうとしたのですが、大き過ぎて船に積めなかったという言い伝えがあります。
上手く全体を撮れなかったのですが、とても大きかったです。サイズは幅5.2m×高さ2m×厚さ1.8mほどだそうです。
「そもそもこれをどう運び出すんだ」と思ったのですが、当時、このあたりは採石場で、石を切ったり運んだりする設備があったようです。
海の向こう側に見えるのは渥美半島です。
愛知県は、知多半島と渥美半島という二つの半島が海を挟んでカニの手のような形をしているのですが、篠島は2本のカニの手の真ん中くらいに位置しています。
篠島の海岸は岩場が多いです。そのためか釣り人も多いらしく、釣り船のレンタルができる民宿もありました。
2時間くらいかけて島を1周した後、篠島から船で日間賀島へ移動しました。
篠島港から日間賀島の東港への移動は船で10分ほどです。日間賀島名物、タコのモニュメントが出迎えてくれました。
港の近くにレンタサイクルがあったので、自転車で島を一回りします。
日間賀島から見える篠島です。近いですね。頑張れば泳いで渡れてしまいそうなくらい。
自転車で回っていて、写真を撮るのを忘れてしまったため、日間賀島で撮った写真はこれだけです(笑)
日間賀島は篠島と比べるとやや小さく、舗装された道が多くて岩場も少ないため、寄り道しながらでも1時間足らずで一周できました。
土産物店や飲食店も多く、篠島より観光地化されている印象です。
どちらもすごくいいところでしたが、観光やグルメを楽しむなら日間賀島、自然に親しんだり釣りを楽しんだりするなら篠島の方が向いているかもしれません。
とは言え、島同士が近いので、両方行って楽しむことをおすすめします。また、今回、私は南知多の温泉で一泊しましたが、島にも民宿があります。
海を眺めてのんびり過ごすのにぴったりの場所です。
【篠島お楽しみガイド】
http://www.shinojima-aichi.com/
【日間賀島観光ナビ】
https://www.himaka.net/
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