仕事がキャンセルとなる旨の連絡が来たのは午前7時前。ちょうど名古屋駅についたタイミングでした。仕事先で高熱の方が出たそうで、コロナ禍ですから慎重になりますよね。
通勤ラッシュ前で、まだ人の少ない名古屋駅で時間が空いてしまいました。。
そのまま自宅へ帰っても良かったのですが、電車が混み始める時間帯だったので、満員電車を避けるためにも、少し時間を潰してから帰ることにしました。
前から行ってみたいと思っていた「円頓寺(えんどうじ)商店街」が名古屋駅の近くにあったのを思い出し、仕事関係の連絡を終えてから向かいました。
商店街へは名古屋駅から徒歩で10~15分くらいです。
円頓寺商店街は、名古屋市西区那古野(なごの)にある商店街です。
「商店街」という形になったのは80年ほど前ですが、江戸時代から門前町としてにぎわっていた地域だそうです。
長い歴史のある商店街ですが、ここ数年の間に新しい店が何軒もオープンしたり、朝市やイルミネーションなど色々なイベントも開催されていて、活気のある商店街です。
この日は朝から雨でしたが、アーケードのおかげで傘いらずです。
午前8時前だったので、ほとんどのお店は開いていません。人出も少なく静かで、のんびり歩くにはちょうど良かったです。
気になるお店を発見しました。私、餃子が大好きなもので。
当然、まだ開いていないので、いつか食べに来ようと思います。
通勤中と思われる人の姿が目に付くようになりました。
商店街の周りには、ビルなどの高い建物がたくさんあるので、ここを通勤ルートに使っている方もいるのでしょうね。
手作り感いっぱいのしゃちほこ。結構きれいなので、割と最近作ったのかもしれませんね。こういうところから商店街の活気や、そこで働く人たちのパワーを感じられます。
アーケードを抜けると、円頓寺交差点を挟んだ反対側にも商店街の表示が見えます。
交差点に設置されていた像です。
三方ヶ原(みかたがはら)の戦いで武田信玄に惨敗した家康が、この悔しさを忘れないよう、苦い顔をした自分を書かせたとされる絵があるのですが、その絵をモチーフにしたものでしょう。
それにしても、家康の像を造るのに、何故わざわざこの場面を選んだんでしょうか?像を設計した人の中に、家康嫌いがいたんでしょうか?
岡崎市出身者としては納得がいきません!(笑)
おそらく、水戸黄門こと水戸光圀でしょう。
何故、水戸のご老公が?名古屋に縁があるなんて聞いたことないけど…しかもカラーだし…
後で調べてみたら、近くに織田信長と豊臣秀吉の像もあるそうです。戦国三英傑と水戸黄門、なんとも不思議な組み合わせです。
交差点を渡ってもう一つの通りへ。
道がきれいに舗装されています。2015年に商店街を大幅リニューアルしたそうです。
先程歩いてきた通りと比べると、新しい店が多く目につきます。
商店街の名前に使われている「円頓寺」を見つけました。寺の方の読み方は「えんどうじ」ではなく「えんどんじ」だそうです。
江戸時代に建てられたもので、尾張徳川家と縁の深かった寺です。
円頓寺周辺には門前町が整備され、寺の参拝者や、宮宿(みやしゅく・現在の名古屋熱田区)と垂井宿(たるいしゅく・現在の岐阜県垂井町)を結ぶ美濃路街道を通る旅人などでにぎわっていて、これが円頓寺商店街の基となったと言われているそうです。
こぢんまりとしていますが、寺社はきれいで、庭の手入れも行き届いていました。もしベンチがあったら、座ってのんびりしたいくらいでした。。
朝ごはんをまだ食べていなかったので、円頓寺近くで見つけた喫茶店で食べることにしました。
名古屋と言えば「モーニング」です。
飲み物を注文すると「トースト&ゆでたまご」か「エッグホットドッグ」が付いてくるということで、「エッグホットドッグ」を頼みました。飲み物はミルクティーです。
ホットドッグは小ぶりですが、パンの表面が軽くパリッとするくらいの焼き加減で、たまごサラダとレタスが挟んであり、とても美味しかったです。
(喫煙OKの店のようで、店内はたばこのにおいがしました。苦手な方は要注意です。)
ケーキにも力を入れているようなので、次はケーキを食べに来たいです。
朝ごはんを食べ終わったところで、この日の散歩は終了です。
ここからさらに20分穂ほど歩いて栄まで行き、通勤のピークを過ぎた地下鉄に乗って自宅へ帰りました。
【円頓寺商店街】
URL:
https://endojishotengai.com/home.html
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