【出発前に決めたこと】
感覚過敏のため、非日常の刺激にふれると疲れやすいわたし。
はじめての車中泊は、絶対に無理をしすぎないようスケジュールを組みました。
コンセプトは「日帰りの旅+車中泊体験」。
すこし遠くまで足を伸ばしたあと、自分たちの住む県に戻ってから仮眠をとるスタイルです。
翌日はどこにも寄らずまっすぐ帰宅することも決めました。
車の運転はパートナーに任せることにします。
そして「天候や体調をみて、難しそうなら当日でも取りやめる」というルールも設けました。
ホテルを予約してしまうと直前でのキャンセルは難しいので、柔軟に対応できるのは車中泊のメリットだと感じました。
【出発前に調べたこと】
・車について
車中泊の車は、パートナーのステーションワゴンを使います。
小型の車ですが、後部座席を倒すことで広いスペースが確保できるようになっています。
身長が170cmを超えるわたしたちでも横になって足を伸ばせることを確認しました。
・車中泊ができる施設について
アウトドア人気とコロナ禍の影響で、車中泊のニーズは年々高まっています。
ですが、道の駅や高速道路のサービスエリアは、移動途中の仮眠が許容されているものの、本来は宿泊のための場所ではありません。
そのため、キャンプ場や宿泊施設では、駐車場の一部を車中泊に適したものに整備する取り組みが進んでいます。
このうち、「快適に車中泊ができる駐車場」として日本RV協会が認定した「RVパーク」は全国に200カ所以上あります。
わたしたちもRVパークに泊まってみたかったのですが、今回は目的地の近くにRVパークがなかったため、道の駅での仮眠を検討しました。
口コミ情報を参考に、新潟県魚沼地域の道の駅を候補地として決定しました。
【出発前に用意したもの】
車中泊の情報サイトを参考にして、普段の旅行用品のほかに下記のものを準備しました。
<家にあったもの>
・敷き布団
・毛布
・充電式LEDライト:車の室内灯をつけたままにするとバッテリーが上がる危険性があるため
<購入したもの>
・アルミのクッションマット(厚さ8mm):保温性・断熱性にすぐれたシート。仮眠時に車のシートと敷き布団の間にはさみます
・目隠しカーテン:仮眠時に外から見えないように。また外の照明が入ってくるのを避けるため
【はじめての車中泊の旅 当日の流れ 前編】
目的はズバリ「群馬と新潟のダム巡り」。
山の中の一般道を車でひたすら走ります。
幸い、わたしたちは車酔いをしにくい体質なので、山道も苦になりません。
1.仮眠を予定している道の駅の下見
はじめに、車中泊の予定地とした道の駅に立ち寄り、下見をします。
下見では次のような項目をチェックしました。
・車中泊が禁止になっていないか
・営業しているか(臨時休館になっていないか)
・駐車場の広さと混み具合
・トイレは使えそうか
騒音やゴミ処理でマナー違反が続くと、車中泊が容認されていた施設でも禁止せざるを得ない状況になることがあります。
一人一人の行動が車中泊の未来に影響を与えることを忘れずにいたいですね。
チェック完了後は道の駅の売店で、常温保存できる農産加工品などを購入します。
なぜなら、車中泊のために再び訪れる頃には売店が閉店しているからです。
仮眠場所を借りたお礼の気持ちを込めて、米菓やそばなどの特産品を買い物カゴに入れました。
2.新潟県南魚沼郡 二居(ふたい)ダム
仮眠のイメージがつかめたら、新潟県から群馬県につながる国道17号線を南下します。
越後湯沢を通り過ぎ、県境の手前にある「二居ダム」に到着しました。
ところが、警備の方によると「感染症対策のため見学は休止中」とのこと。
リサーチ不足で残念です。
手前の駐車場から写真を撮らせてもらい、最初のダムを後にしました。
3.群馬県吾妻郡 四万川(しまがわ)ダム
「四万ブルー」と呼ばれる深い青色の湖水が人気の四万川ダム。
写真もきれいですが、山の奥深くに隠された実物の四万ブルーは本当に美しくて感激しました。
近くの四万温泉には風情のある温泉施設がいくつもあります。
ぜひ入りたかったのですが、混雑のため諦めざるを得ませんでした。
はじめての車中泊の旅は、前半から見学休止という予想外のできごとに見舞われました。
この後、わたしたちは無事に帰宅できたのでしょうか?
【後編】ではいよいよ仮眠に挑戦します。学んだこともたくさんシェアしたいので、どうぞお読みください。
https://www.cotravel.jp/diary/index.php?uniqueid=5eedb2cc66166
二居ダム(奥清津発電所)
https://www.jpower.co.jp/okky/
四万川ダム ― 群馬県
https://www.pref.gunma.jp/07/m04310043.html
車中泊の紹介とRVパークの一覧
「くるま旅クラブ」公式サイト
https://www.kurumatabi.com/about/
【ご注意ください】
記載の内容は旅をした当時のものです。
変更されている場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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