鉄道博物館の電気機関車展示

     


全国各地にある鉄道展示をしている博物館。鉄道ファンにはたまらない魅力が揃っていて、その先駆けとなった埼玉県さいたま市にある鉄道博物館。車椅子生活になっても鉄道への憧れが強くて、気がつけば何度も行っている観光スポット。そのスポットをバリアフリーの状況も踏まえてご紹介します。


最近は鉄道ファンがものすごく増えている中で、鉄道の博物館も全国各地に建設されています。

私自身も子供の頃から鉄道が大好きで、時刻表を見るだけで現地へ行った気分になる程です。

そんな私も全国各地の鉄道の博物館に行きました。

・福岡県北九州市の門司港にある「九州鉄道博物館」
・群馬県安中市の横川にある「碓氷峠鉄道文化むら」
・愛知県名古屋市の「リニア・鉄道館」
・京都府京都市(旧梅小路蒸気機関車館)「京都鉄道博物館」
・神奈川県横浜市(世界一とも言われる原信太郎氏の所蔵模型)「原鉄道模型博物館」

5つの博物館は、それぞれ特色が違っていて、鉄道ファンにはたまらないほどの観光スポットになっています。

鉄道ファンでなくても、「昔、よくこの電車に乗っていた」とか懐かしむ事も鉄道博物館の魅力でもあります。

その全国各地の博物館の先駆けになったのが、埼玉県さいたま市にある「鉄道博物館」です。


電車と一緒に撮影している白倉栄一
私が子供の頃は、東京の神田の万世橋のところにあった「交通博物館」を何度も見に行きましたが、当時は鉄道だけでなく、飛行機や船も展示されていました。

でもほとんどの人が、鉄道中心に見ていて、それ以外のコーナーにはあまり興味を持つ人が少なかったように思います。

その交通博物館が、埼玉に移転となって、鉄道だけの博物館として開業しました。

未だに鉄道好きの私にとっては、聖地みたいな場所で、今までにも何度か立ち寄りました。

まず障害者用駐車スペースですが、現地に行って直接係員の方に、自分が車椅子利用者であることを伝えると、専用の駐車場へ誘導してくれます。(P3駐車場1日820円)


障害者用駐車スペース
そしてここは鉄道の高架橋の下にあるので、ある意味雨天でも楽しめる観光スポットでもあります。

駐車場から博物館入口はすぐ近くにあるのでとても便利です。


鉄道博物館エントランス前
確かスロープがあるのはここだけで、緩やかなスロープになっています。

入口前のスロープ
さすが鉄道博物館だけあって、入口は改札口のようになっています。

鉄道博物館正面入口


鉄道博物館改札口


有人の窓口
電気機関車をはじめ、あの懐かしいブルートレインなども展示されています。

子供の頃に特急図鑑を買ってもらって、いつかブルートレインの寝台車に乗って、青森や九州方面に行きたいと思っていましたが、一度も乗ったことがありません。

私は鉄道好きでも、家族は全くと言っていいほど鉄道には一切興味がなかったこともありますし、学生時代はブルートレインに乗って旅行できるほど、お金に余裕がありませんでした。

そうしているうちにブルートレインは全て廃止されて、現在運行しているのは、東京駅から西に向かう「サンライズ出雲・瀬戸」だけなってしまいました。

そのサンライズ出雲・瀬戸には、車椅子利用者でも乗れるバリアフリー客室があるようなので、一度は乗ってみたいものです。


ブルートレインの先頭の電気機関車


B寝台入口


ブルートレインあさかぜの説明
そしてこの20年前まではよく走っていたL特急の展示があります。

ここでは上野〜仙台間を走っていた「特急ひばり」が展示されていましたが、このひばりと同じ形をしていたのが、常磐線で走っていた「特急ひたち」です。

入社して間もない頃に、埼玉から一旦上野を経由して、茨城の実家までよく乗った懐かしい車両です。


東北本線L特急ひばり


ひばりをホーム側から見た光景
そしてその常磐線の普通列車として運行されていた交直流電車がありました。

旧常磐線、九州本線の電車
この鉄道車両の展示を間近だけでなく、2階フロアから全体を眺めることもできます。

車両基地に鉄道が止まっているようで、ものすごくワクワクしました。


2階から見た鉄道展示
そして2階には、日本食堂が運営しているレストランがありました。




2階にある日本食堂が運営するレストラン


レストランの内部


レストラン窓際席
ブルートレインの食堂車をモチーフにしているような感じで、鉄道の雰囲気を醸し出したレストランもありました。

食堂車のような場所
そして鉄道博物館の一番のスゴさを感じたのが、鉄道ジオラマです。

鉄道好きであれば、いつかは自宅で展開したいものですが、このスケールは絶対に自宅で展開できないくらいの迫力を感じます。

まさに夢のような世界です。


鉄道ジオラマ俯瞰した光景


鉄道ジオラマの駅再現


鉄道ジオラマの駅再現②
そして一番上の展望階に行くと、すぐ目の前に上越新幹線、北陸新幹線を間近に見る事ができます。

鉄道博物館内から見る本物の上越新幹線
ちなみにここは鉄道博物館ですが、リアルの電車が走ってくるのは、ちょうど鉄道路線沿いにあるからです。

もちろん鉄道博物館駅は、ニューシャトルの停車駅ではありますが、新幹線だけでなく、高崎線も停車駅ではありません。

すぐ近くにある大宮駅で乗車すれば、本物の電車に乗る事ができます。

あとは残念なのは、鉄道博物館の楽しさの1つである体験プログラムで楽しむのは難しいかもしれません。

テレビモニターを見ながら操作する鉄道シミュレータは、車椅子利用者では歩行ができる人なら可能かもしれませんが、そうでなければちょっと難しいでしょう。

最後に車椅子でも利用できる多目的トイレは、館内のあちこちにあるので安心です。



多目的トイレ
あとは駅弁なども早い時間であれば販売しているので、買ってみるのもいいかもしれません。

残念ながら私が行った時間には、販売終了となっていました。

鉄道ファンだけでなく、誰でも身近な鉄道を楽しめる観光スポットなので、ぜひ一度訪れてみて下さい。

★鉄道博物館
住所:埼玉県さいたま市大宮区大成町3丁目47番
電話:048-651-0088
HP:https://www.railway-museum.jp


男性/40代 肢体不自由, 車いす

茨城県在住、車椅子ユーザー。

動画広告クリエイター(15〜30秒のCM作り)の仕事をする傍ら、バリアフリー推進のために講演・コンサルなどを活動しています。

1996年9月に交通事故によって脊髄損傷になり現在に至る。
事故後に初めて遠出をした旅行で泊まったホテルが、バリアフリールームなのにただ広いだけで、フロントから「我慢してください」と言われた経験をもつ。

その経験をきっかけに、正しいバリアフリーの情報を調べて発信したいと思い、2005年より車椅子でも気軽に行けるバリアフリースポットの情報を実際に現地調査してブログで発信。

2016年11月には日本1周のバリアフリー 調査に挑戦。

今後は、車椅子でも楽しめるバリアフリースポットの情報をお伝えしたいと思い、コラムを書いております。

・バリアフリースタイルHP https://baria-free.jp

・バリアフリースタイルTV(YouTube)→バリアフリー全般における情報番組 https://www.youtube.com/channel/UCLVs0FQUeas4O2o3KSzshtw
o3KSzshtw

旅行エリア
関東, 埼玉県, さいたま市
旅行期間
対象読者
肢体不自由 車いす 電動車いす 高齢者
見つけた設備・特徴 ピクトグラムの説明 新しいウィンドウで開きます

関連タグ
ユニバーサルツーリズムバリアフリー車椅子脊髄損傷介護さいたま鉄道博物館JRブルートレイン