木々の間から見えるダム湖、遠くに町

     


長野県松本市の郊外に「牛伏寺(ごふくじ)」という真言宗のお寺があります。7月初め、梅雨のさなかの牛伏寺は緑におおわれていました。感染症対策のマスクを少しの間外し、マイナスイオンたっぷりの空気を吸い込んで心身のリフレッシュをしてきました。

広い道路、左右に木々


細い道路、左右に高い木々
牛伏寺は、松本駅から車で30分ほどの場所にある真言宗のお寺です。
梅雨の時期でしたが、この日は朝から雨が上がっていたので出かけてみることにしました。
広い駐車場に車を停め、歩いてお寺へ向かいます。お寺は駐車場から徒歩5分ほどです。

今回は訪れませんでしたが、さらに歩いて10分ほど進むと、「牛伏川(うしぶせがわ)フランス式階段工」があります。大正時代につくられた治山治水のための施設で、重要文化財にも指定されているそうです。
水の音や森林浴を楽しみに、夏の間に一度は訪れたいと思っています。

道沿いにある小さなお堂
途中にある牛堂の中には、阿弥陀如来を守るように、赤と黒の二頭の牛が安置されているそうです。
「牛伏寺」の名前は、善光寺にお経を納めに行く途中、経典を積んでいた二頭の牛がこの地でたおれたことに由来するそうです。

階段の先にある門


カラーコーンが立ててある階段、「通り抜けできません」の文字
訪れた時は階段を上る参道が通り抜けできなかったので、右横にある坂を通ってお寺へ向かいました。

急な坂道


曲がっている坂道
迂回する坂を使っても勾配が急なので、車いすを押していくのは難しいと思います。
周囲にも車いすで通れそうなルートは見当たりませんでした。

森の中のダム湖


森の中のダム湖
すぐ横にはダム湖が見えました。水の色がきれいでした。鳥の鳴き声も聞こえてきます。市街地からも近いのに、自然がいっぱいでびっくりしました。

山門


山門の金色の紋と文字
山門に着きました。「金峯山(きんぽうさん) 牛伏寺」の文字が、金色に輝いています。

私は体力がないので、ここまでで少し息が上がってしまいました。大好きなお寺巡りを楽しむためにも、もう少し運動をしないといけないなと思います。特に拒食症で食べられなかった時期に筋肉が落ちてしまったので、これからがんばらなければ。
足腰が痛いのは、年齢の影響もあるのかもしれませんが。

本坊とその前の庭園
本坊(住職の方の住むところ)の前を通って進みます。
木々の手入れが行き届いているのにも感心します。

如意輪堂、分厚い茅葺き屋根


離れたところから見た茅葺き屋根


斜め前から見た如意輪堂
こちらは大きな如意輪堂です。なんと、茅葺きのお堂でした。茅葺き屋根の見事さに、思わず「わぁ」と声をあげて見とれてしまいました。
江戸時代に建てられたそうですが、屋根がきれいな状態で維持されているだけでもすごいと思いました。如意輪堂のご本尊の如意輪観音も、うれしく思われているに違いありません。

階段の先の赤い仁王門
朱塗りの仁王門をくぐり、観音堂へ。

観音堂


斜め前から見た観音堂
観音堂です。牛伏寺のご本尊は十一面観世音菩薩です。秘仏で、33年に一度開帳されるとのこと。

木の扉、「入口」の文字
お堂の中に入ることができました。感染症対策のため、備え付けのアルコールで手を消毒してから扉を開けます。
お堂の中はお寺独特のにおいがありました。お寺好きの私にはなじみのある、心が落ち着くにおいでした。床に座って、静かにゆっくりとお参りをすることができました。

屋根の下にある彫刻
観音堂の彫刻にも感動しました。
私は発達障害の特性か、平面に比べて立体のイメージがしにくいと感じることがあります。こんなに生き生きとした立体の彫刻をした人は、いったいどうやって構想を練ったのでしょうか。

階段の先に見える太子堂と鐘楼
さらに階段を上がった先には、太子堂と鐘楼(しょうろう)があります。

鐘楼


鐘楼の柱にある感染症対策の貼り紙
ただ、感染症予防のため、鐘をつくことはできないとの貼り紙がありました。

池の中に建つ弁天堂
弁天堂は弁天池の中に建っていて、橋にも屋根がしつらえてありました。

池


間近に見た苔


ふわふわしている苔


鮮やかな緑の苔
しっとりとした苔は、梅雨の雨を含んで鮮やかでした。
植物が好きな私にとっては、何時間でも過ごせそうな場所です。

トイレの入口
境内にはお手洗いがありましたが、バリアフリートイレではありません。お寺なので階段も多く、車いすでは難しいと感じました。

僧房と奥に見える如意輪堂
私が牛伏寺を後にしたころ、雨が降り始めました。短い梅雨の晴れ間に訪れることができたのは、観音様のおかげだったのかもしれません。

牛伏寺:http://www.gofukuji.or.jp/index.html
 ・四季の写真や仏像の紹介なども充実しています。
松本市公式観光情報 新まつもと物語「牛伏川(うしぶせがわ)フランス式階段工」:
https://visitmatsumoto.com/spot/%E7%89%9B%E4%BC%8F%E5%B7%9D%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%BC%8F%E9%9A%8E%E6%AE%B5%E5%B7%A5/

女性/30代 発達障害, 精神障害

九州地方在住。ボランティアから始めた地震被災者支援の仕事が終わり、現在将来を模索中。
発達障害、線維筋痛症、強迫神経症などあり。理解ある周囲のサポートを受けながら生活しています。
長く拒食症でしたが、今はおいしく食べています。旅先での食事もご紹介したいです。
・すきなもの:草、花、猫、スピッツを歌いながらドライブ
・すきな場所:お寺、水源、薄暗いところ
同じところにいても見ているものが違うとよく言われます。ちょっと違った視点での楽しみ方をお届けできたらうれしいです。

・発達障害者主体のNPO法人で活動しています。
HP:https://unevennpo.wixsite.com/decoboco

旅行エリア
中部, 長野県, 松本市
旅行期間
対象読者
発達障害 知的障害 精神障害 その他
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なし
関連タグ
発達障害ADHD自閉症LD線維筋痛症松本市寺社巡り牛伏寺