奈良井宿の町並み、まばらに観光客が歩いている

     


2021年4月中旬、長野県塩尻市に位置する奈良井宿(ならいじゅく)を訪れました。
旧中山道の奈良井宿は、約1キロメートルにわたって古い町並みが続いている、日本最長の宿場町です。
私が住んでいる九州ではすっかり葉桜の時期でしたが、桜の花もまだまだきれいでした。

「道の駅 木曽ならかわ」の標識


道の駅の外観
宿場町と聞いても、九州の地方に住む私にはあまりイメージがわきませんでした。ですが、インターネットで調べてみると、さまざまな歴史があり、風情が感じられる場所のようです。天気も良かったので車で行ってみることにしました。

奈良井宿は、塩尻市の中心部から車で約30分、2005年に合併するまでは、木曽郡楢川村(ならかわむら)だったところにあります。
30分ならそんなに遠くないと思ったのですが、初めて運転する道で、山道でもあり、やや長く感じてきました。途中、「道の駅 木曽ならかわ」で休憩することにしました。

漆塗りのバイク
館内には、漆塗りのバイク「ハーレーダビッドソン」が展示されていました。つやつやしています。
旧楢川村平沢とその周辺で製造される木曽漆器は、伝統的工芸品に指定されているそうです。広い売店には、お椀や箸などの商品が並んでいました。

満開の桜、青空
外に出ると、満開の桜に気がついて、びっくりしました。私の住む九州では、桜は3月に咲くものというイメージなのです。この時期に花が見られるなんて、得をした気分です。

木曽の大橋、太鼓橋


太鼓橋の上り階段
奈良井宿の手前に、おもむきのある橋がかかっていました。せっかくなので、車を「道の駅 奈良井木曾の大橋」に停め、歩いて橋を渡っていくことにしました。木でできた幅の広い橋で、歩行者しか渡れないようです。
川の反対側(奈良井宿のある側)にも駐車場はたくさんあるので、橋を渡るのが心配な方はそちらを利用すると良いと思います。

奈良井宿バス停
バス停があったので時刻表を見てみると、なんと、新宿行きのバスが通っていました。東京から日帰りで遊びに来ることもできるようです。

「道の駅 奈良井木曽の大橋」のトイレ
道の駅のトイレはとてもきれいで広々としていました。バリアフリートイレもあります。

道端の雑草の黄色い花
大橋の階段に生えていた雑草に目が留まりました。黄色いラッパ型の小さな花が鮮やかでした。

大橋の上から見た奈良井川
奈良井川の水面に日の光が反射していてきれいです。

線路下トンネルに続く下りのスロープ


線路下の歩行者用のトンネル


線路下を通行できるという案内表示
JR線が通っていますが、スロープがあり、線路の下をくぐって通行できるようになっていました。

木の大きな立札に「木曽路 奈良井宿」の文字


奈良井宿の説明の表示
ようやくスタート地点にたどり着きました。
ここから片道約1キロメートルの奈良井宿散歩です。

車が走っていない奈良井宿の町並み
奈良井宿は文化財保護法に定められた保存地区になっていて、地元の方以外の車の乗り入れは禁止されています。観光客としては、安心して歩くことができるので良かったです。
歩いていると、「トーフー、トーフー」のラッパの音を鳴らしながら、豆腐屋さんの軽自動車が通って行くのにも出会いました。その音に、地元の方々が集まってきていました。「穏やかな時間が流れている町だなあ」と感じました。

水場、きれいな水が流れている


木の屋根がある水場


小さな家型の水場


バケツが何個も掛けてある水場
たくさんの水場がありました。神社の手水舎(ちょうずや)のような感じです。
江戸時代の人たちも、きっとこの水場を利用し、一息ついていたのだと思います。

大きな木々の中の赤い鳥居


鎮神社の本殿
西の端までやってくると、鎮(しずめ)神社がありました。
木陰に涼しい風が吹いていて、とても気持ちが良かったです。

境内の木々の間から太陽の光が漏れている


とても大きくまっすぐ伸びている御神木
元和4(1618)年に流行した疫病をしずめるために、下総国の香取神宮から主神を招いて祭祀を始めたことが、鎮神社の起源だそうです。

JR線を走ってくる青いラインの入った電車
滞在中何度か、電車の走る音が聞こえてきました。
奈良井宿の町並みと奈良井川、JR中央本線は、ほぼ並行です。

玄関の上の電球と表札に「まつや」の文字


玄関の上の表札に「やまさ」の文字


表札に「中屋」の文字
もう一つ興味深かったのは、「屋号」です。「家に屋号というものがついている」と、十数年前に知人から聞いたのですが、私にはなじみがなかったので、イメージできなかった記憶があります。本当に家に名前がついているのですね。軒下に小さな木の札がかかっていて、そこに屋号が書いてあります。
同じ家の表札に書かれた苗字とは全く違っていたのも、私には驚きでした。

町並みにやわらかく日が差している


軒先に下げてある藁草履に日が当たっている
午後の日差しが温かく感じられる、心地よい気候です。ところどころ、家の前にベンチが設置されていました。ふと見ると、おばあちゃんがベンチに5人、横並びに座って談笑していらっしゃいました。なんとも温かい風景でした。

道の駅 木曾ならかわ:https://www.kiso.or.jp/
道の駅 奈良井宿木曽の大橋(道の駅公式ホームページ):https://www.michi-no-eki.jp/stations/view/491
中山道木曽路 奈良井宿観光協会:https://www.naraijuku.com/

女性/30代 発達障害, 精神障害

九州地方在住。ボランティアから始めた地震被災者支援の仕事が終わり、現在将来を模索中。
発達障害、線維筋痛症、強迫神経症などあり。理解ある周囲のサポートを受けながら生活しています。
長く拒食症でしたが、今はおいしく食べています。旅先での食事もご紹介したいです。
・すきなもの:草、花、猫、スピッツを歌いながらドライブ
・すきな場所:お寺、水源、薄暗いところ
同じところにいても見ているものが違うとよく言われます。ちょっと違った視点での楽しみ方をお届けできたらうれしいです。

・発達障害者主体のNPO法人で活動しています。
HP:https://unevennpo.wixsite.com/decoboco

旅行エリア
中部, 長野県, 塩尻市
旅行期間
対象読者
発達障害 知的障害 精神障害 高齢者 その他
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関連タグ
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