美術館内から見る中庭、水が張ってある

     


2021年4月11日、良く晴れた日曜日。前日4月10日に本館がリニューアルオープンしたばかりの、長野県立美術館に行ってきました。
美術館のすぐそばには善光寺があります。お寺が大好きな私は、もちろん善光寺にも行き、お参りしてきました。

高台から見える長野県立美術館


「城山公園駐車場」案内の立て看板
長野県立美術館は、長野市の城山(じょうやま)公園内にあり、本館と東山魁夷(ひがしやま かいい)館の2つがあります。
私は今回車で訪れました。はじめ、駐車場の入口がどこか分からなかったのですが、車の誘導をされていた案内スタッフの方に尋ねると、丁寧に教えてくださいました。
城山公園の市営駐車場は、美術館と道をはさんだ向かい側の丘の上にあり、無料で停めることができました。

駐車場から美術館へ歩いていると、女性お二人とすれ違いました。うちお一人は高齢で、駐車場までの坂道を上るのが少しきつそうです。
すると、そばにいた案内スタッフの方が、「どうぞお座りください。お連れ様が車をまわしてこられるまで、ここで休んでください」と、持っていた折りたたみのいすを広げられました。お二人とも、「良いですか?助かります」とうれしそうでした。
(身体障害者用の駐車スペースは、美術館のすぐ横にありました。)

美術館の広い屋上広場
美術館の屋上は広場になっており、子どもが楽しそうにはしゃいでいました。

美術館の中、階段、大きな窓
障害者手帳の提示で、本人と付き添い1名は常設展入館料が無料になります。
館内は、光をいっぱいに取り込む構造になっていました。開放感があります。


復元された仏像、金色
この日、本館では「長野県立美術館完成記念 未来につなぐ~新美術館でよみがえる世界の至宝 東京藝術大学スーパークローン文化財展」という展覧会の開催中でした。最新のデジタル技術を用いて復元されたアジア地域のスーパークローン文化財を、文化財の保護や公開について考えながら見ることができるものでした。
お寺好きな私にとっては、アジアの仏教美術を鑑賞できた点も満足でした。

私は10代後半から拒食症になり、学校や仕事に行くことができなかったのですが、お寺に行くことで人との接点を感じることができていました。
何度も同じお寺にお参りしていると、住職さんと話すこともありましたし、道に迷っている人を案内することもありました。当時の私にとって、それはとても大事なことでした。
その経験からも、多くの人が、「学校や会社に行けなくなったり病気になったりしても、社会との関わり方にはいろんな方法があって、その時の自分に合う方法を選んで良い」と思えるようになると良いな、と考えています。

焼損した壁画の様子


「これからの文化財保護・継承」について書かれたパネル
損傷した文化財の紹介や、保護のあり方についての展示もありました。
2001年、バーミヤンの遺跡が破壊されたニュースは衝撃的でした。また、近年では気候変動によって遺跡が崩壊する危険性も高まっているそうです。
文化財の保護にもっと関心を持ち、広い視点から取り組まなければならないと感じました。

バリアフリートイレの入口


「ユニバーサルトイレ」と書かれたドア
館内にはバリアフリートイレもあります。

エレベーター内、鏡がある
エレベーターも分かりやすい位置にありました。エレベーター内の鏡が少し細長かったので、「もう少し大きい方がより見やすいかな」と思いました。

石のような材質の階段
階段の面に凹凸があり、私は「滑りにくくて歩きやすい」と感じました。

階段、窓から外が見える


館内の廊下、ソファーが設置されている
ただ、1階から3階までのそれぞれに出入口があり、やや複雑な構造の建物の中で、私は何度か迷ってしまいました。
心配な方は、あらかじめホームページで館内マップを確認しておくと良いかもしれません。

東山魁夷館入口


東山魁夷館入口の自動ドア


東山魁夷館内の「ごあいさつ」パネル、本人の文章もある
次は東山魁夷館に向かいます。
日本画家の東山魁夷は信州の自然を愛し、生涯のうちに何度も訪れたそうです。東山魁夷が長野県に作品を寄贈することを決めたのにあわせて、1990年に東山魁夷館ができたとのこと。

東山魁夷が絵筆を持っている大きな写真
私の友人は東山魁夷の作品が大好きで、「緑の表現がすごい」と言っていましたが、私自身はこれまで深く関心を持ったことはありませんでした。
ですが、今回、その作品の数々を目にして圧倒されました。こんなにすごいものだったなんて。

書籍が並ぶ館内の廊下


ソファーの下に敷かれた石畳のような模様のじゅうたん
見終わった後も、しばらく余韻に浸りました。
出口のすぐそばにソファがいくつもあり、ぼんやりとできるのが良かったです。私のほかにも、作品について話しているご夫婦がいました。

購入した東山魁夷作品のポストカード
ミュージアムショップに立ち寄り、友人へのおみやげにポストカードを購入しました。

美術館の外観
あまりの作品のすばらしさに、思っていたよりもずいぶん長い時間、美術館に滞在していました。
長野県立美術館を訪れる際には、時間に余裕をもったスケジュールをおすすめします!

長野県立美術館:https://nagano.art.museum/
城山公園(長野市のページ):https://www.city.nagano.nagano.jp/site/toshikouen/11344.html

女性/30代 発達障害, 精神障害

九州地方在住。ボランティアから始めた地震被災者支援の仕事が終わり、現在将来を模索中。
発達障害、線維筋痛症、強迫神経症などあり。理解ある周囲のサポートを受けながら生活しています。
長く拒食症でしたが、今はおいしく食べています。旅先での食事もご紹介したいです。
・すきなもの:草、花、猫、スピッツを歌いながらドライブ
・すきな場所:お寺、水源、薄暗いところ
同じところにいても見ているものが違うとよく言われます。ちょっと違った視点での楽しみ方をお届けできたらうれしいです。

・発達障害者主体のNPO法人で活動しています。
HP:https://unevennpo.wixsite.com/decoboco

旅行エリア
中部, 長野県, 長野市
旅行期間
対象読者
発達障害 知的障害 精神障害 乳幼児連れ その他
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関連タグ
発達障害自閉症ADHD線維筋痛症長野美術館東山魁夷