関ヶ原

     


 仕事のストレスで心が疲れると、食事や睡眠に支障が出てくる私。そんな日が続くと、肉体的な疲労も蓄積し、体調を崩してしまいます。そうなると、発達障害の特性が強く出て、日常のちょっとしたことにも過敏に反応し、パニックを起こすようになります。
 そうなる前に、私は散歩をしてリフレッシュします。基本的には近所を散歩しますが、時には遠出をすることもあります。
 2018年9月、岐阜県関ケ原町にある古戦場を歩いてきました。天下分け目の戦が行われた関ケ原は、山に囲まれた静かな場所で、気持ちのリフレッシュにはピッタリです。今でも戦の面影を残しているので、戦国時代好きな私にはたまらない場所です。
 たくさん歩いて、この日の夜はぐっすり眠ることができました。

駅
 関ヶ原までの移動は電車なので、人の多い時間帯を避けるため、早めに自宅を出ました。JR金山駅から電車に乗り、JR関ヶ原駅に着いたのは午前8時頃。曇りだったのが少し残念ですが、空が曇っているくらいでは関ヶ原の魅力は陰りません。
 古戦場の範囲が広く、史跡等が点在しているので、自転車で移動して、それぞれの史跡等の周辺を歩くことにしました。
 駅前で自転車を借りて散歩&サイクリングスタートです。

桃配山入り口
 まずは、東軍大将の徳川家康が最初に陣を敷いた桃配山(ももくばりやま)です。まめに新しくしているのでしょうか、看板や旗はとてもきれいでした。
 看板の案内に従って階段を上っていきます。階段はけっこう急なので、杖を持っていくといいと思います。

桃配
 階段を上った先には石碑がありました。ここが徳川家康が最初に陣を置いた場所です。
 西暦672年に起きた「壬申の乱」で大海人皇子がこの山に陣を敷いた際、山桃を配って兵士たちの士気を上げ、みごと勝利を収めたことから「桃配山」と名付けられたという言い伝えがあります。家康は、この故事にあやかるために桃配山へ陣を敷きました。
 石碑の近くには、家康が腰かけていたとされる石が残っています。

眺望
 桃配山から関ヶ原を見下ろすとこんな感じです。当時は、木や建物もなく、戦場全体を見渡すことができたのでしょう。
 関ケ原の戦いは、戦力では家康率いる東軍が不利とされていましたが、家康は小早川秀秋をはじめとする一部の西軍武将から、寝返りの約束をとりつけていました。合戦前、家康はどんな気持ちで関ヶ原を眺めていたのでしょうか。
 陣跡のすぐ下には国道があり、多少の車の通りはあるものの、あまりうるさくないため、気持ちを落ち着けるにはちょうどいい場所です。しばらくの間、石に腰かけながら山から見える景色を眺めていました。
 木々のざわめきや、時折聞こえる車の音が心地よく、頭や胸の中にパンパンに溜まっていた空気が少しずつ抜けて、気持ちが落ち着いていくのを感じました。

笹尾山
 東軍の陣を訪ねたのだから、当然、西軍の陣も訪ねるのが礼儀でしょう。多くの侍や足軽が刃を交わしたであろう合戦場を自転車で駆け抜け、西軍の石田三成が陣を敷いた笹尾山へやってきました
 三成の陣跡の前には、陣を守るために設置する竹矢来(たけやらい)や馬防策(ばぼうさく)が復元されています。こんなところに武器を持った兵士が数十人数百人と待ち構えていたら、中へ入っていけそうな気がしません。

笹尾石碑
 しかし、現代にそんな兵士たちはいません。悠々と囲いを抜けて陣の中へ入りました。中には、ここが石田三成の陣地であったことを伝える石碑がありました。

笹尾眺望
 陣からは合戦場を一望できます。
 関ケ原の戦いは、当初、西軍が東軍を囲むような形で陣が敷かれており、どう見ても西軍が有利な状態でした。しかし、結果は歴史が示した通りです。
 敗者となった三成の気持ちにも思いを馳せたくなりますね。

だいいちだいまんだいきち
 陣地に建てられた「大一大万大吉(だいいちだいまんだいきち)」の旗。これは、石田三成が使っていた旗印で、「1人が皆のために、皆が1人のために尽くせば、天下の人々は幸せになれる」という意味です。現代の感覚でも通用するいい言葉ですよね。

最後陣地
 今回の私の旅、そして関ケ原の戦いも終盤へ。徳川家康最後陣地跡です。
 戦いの途中、陣頭指揮をとるために家康が陣を移した場所で、三成の陣があった笹尾山の目の前にあります。当時の家康、すごい勇気です。
 戦いは、西軍武将の寝返りをきっかけに、一気に東軍有利へ傾き、家康が勝利しました。 
 関ヶ原古戦場巡り、これにて終了です。

 さらっと紹介しましたが、合戦場跡だけにかなり広く、自転車で移動しつつ史跡巡りをしても、半日以上かかりました。心は落ち着き、体は疲れて、この日は気持ちよく眠ることができました。
 関ケ原町には、資料館や鍾乳洞、滝などもあるため、史跡巡り以外でも楽しめる場所です。自然が豊かで静かなので、喧騒を離れて気持ちを落ち着けるのに良い場所だと思います。

水まんじゅう
 帰りに途中下車して岐阜県大垣市に寄りました。目的は、大垣名物の水饅頭を食べること!美味でした。

男性/30代 発達障害, 精神障害

愛知県岡崎市出身、名古屋市在住の「ふかつ」と申します。
発達障害(ADHD、ASD)で、精神障害福祉手帳(3級)を所持しています。

【仕事】
十数年間、一般就労で、民間企業や公務員を経験しましたが、能力や心身に限界を感じて退職しました。
現在は、
・貧困等の事情がある家庭の子供への学習支援
・webライター(勉強中。とにかく書けるものを書いています)
・SDGsに関心があり、自分に何かできることはないか模索中
その他、自分でも苦痛なく出来ることを探しています。

【趣味】
旅行、食事、散歩、読書
最近は、地域の祭のお手伝いをしたり、獅子舞の保存会で活動したりもしています。

【今行きたい場所】
新潟県、青森県、岩手県、秋田県、茨城県、群馬県
(あとこれだけ行けば47都道府県制覇なのです・・・)

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akix0726@gmail.com

旅行エリア
中部, 岐阜県, 関ケ原町
旅行期間
対象読者
発達障害 精神障害
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発達障害岐阜県関ケ原町関ヶ原徳川家康石田三成