シェイカーから、コーヒーをグラスに注いでいる手

     


ドラえもんの映画公開を記念して、2020年10月1日から12月25日まで利用できる「どこでもドアきっぷ」が発売されました。これを利用して、九州から北陸までを電車に乗った今回の旅。
今回<3>では、新潟県の糸魚川(いといがわ)での体験をご紹介します。

糸魚川駅のホームの駅名表示
旅の2日目。宿泊した富山から、「どこでもドアきっぷ」で行くことができる範囲で、九州から最も遠い駅、上越妙高駅まで行った友人と私は、少し引き返して糸魚川駅を目指しました。
上越妙高駅から糸魚川駅までは、北陸新幹線で一駅。15分かからないぐらいです。

糸魚川にひかれた理由は、糸魚川が「ヒスイの産地」として有名だからです。
友人が「ヒスイは、傷は付いても割れにくいという性質があるらしいよ」と教えてくれました。なるほど、粘り強いということでしょうか。その性質は、友人と似ている気がします。

時刻表の隣に貼ってある「ドラえもんの新しい鉄道様式」ポスター
「ドラえもんの新しい鉄道様式」というポスターが貼ってありました。分かりやすく説明してあります。みんなが安心して旅行を楽しむために大切ですね。

ジオパルの方向を示す表示、サイクルラック
糸魚川駅アルプス口1階に、「糸魚川ジオステーションジオパル」というものがあるようです。さっそく行ってみます。
サイクルラックもありました。この辺りで自転車を楽しむ人たちも多いのでしょうね。

室内に再現された「トワイライトエクスプレス」の車両


再現された「トワイライトエクスプレス」食堂車


昔使われていた車両(中)
「ジオパル」の充実ぶりには驚きました。以前走っていた高級寝台列車「トワイライトエクスプレス」の再現車両や、糸魚川でも活躍していた車両を使った待合室など。無料で見学できます。

ショーケースの中の鉄道グッズ


広いスペースに組み立てられたプラレール


山や海まで再現されたプラレール
さらに、もうひと部屋ありました。プラレールや鉄道関係の本、展示品も充実しています。
私たちが訪れた時は新型コロナウイルス感染予防のため、プラレールには触れないようにロープが張ってありました。

再現された新幹線に向かって設置してあるスマートフォン用撮影台
写真撮影用のスマートフォン台も設置されていました。子どもや鉄道ファンだけでなく、誰もが楽しめるスポットだと思います。

ジオパル入口の自動ドア、案内表示
「ジオパル」の入口は自動ドアで、補助犬同伴可です。駐車場も目の前にあります。

糸魚川駅外観
駅の観光案内所で、近くに天津(あまつ)神社・奴奈川(ぬながわ)神社というところがあることを知ったので、行ってみることにしました。
友人は駅でヒスイの歴史やおみやげ品を見るということで、ここは別行動です。

私は発達障害の特性もあり、時々ひとりで過ごす時間があった方が、より気持ちが安定します。それぞれが好きなものを楽しむ時間を意識的にとると、あとで会話もはずみます。

神社の入口を示す表示、歩行者用の道


神社の鳥居、池、木々
糸魚川駅から徒歩10分弱で天津神社・奴奈川神社に着きます。駅からの道もまっすぐで分かりやすかったです。

木々の間に赤い屋根の建物


うっすら積もった雪、本殿、日本酒などの正月準備がされている
新年の準備が始まっていました。地域の方々が初詣に来られるのを待っているようです。

曇り空の下の本殿
こちらが天津神社。

木々の中にある小さな鳥居と神社
天津神社のすぐ横にある、こちらが奴奈川神社です。境内は二社に共通しているようでした。
奴奈川神社のご祭神は奴奈川姫命(ぬなかわひめのみこと)で、糸魚川と縁の深い神様のようです。糸魚川には、奴奈川姫の伝説も多く伝わっているそうです。奴奈川姫は美しく賢い姫だったそうですが、少しはご利益をあずかれたでしょうか…。

雪の薄く積もった境内、大きな木


赤い花の咲いた椿の木、石灯籠
神社の境内には大きな木がたくさんあり、鳥の鳴き声が聞こえ、椿の花もきれいでした。すがすがしい気持ちになりました。

日本海に向かってまっすぐ伸びる道路
駅に戻り、友人と合流しました。日本海を見に出発です。

歩道と車道の間の植え込みの中にある石、石の説明プレートがついている
駅前の歩道には、さまざまな石とその説明がありました。地質学が好きな方なら、この歩道だけで数時間過ごせるかもしれません。

手前にテトラポットのある日本海、曇り空


市街地の遠く先に見える日本アルプス連山
まっすぐ行くと日本海です。海に臨んだ展望台があり、そこから反対側を見ると山並みもきれいに見えます。

「樵カフェ」の入口、白い壁と木のドア
「レンタカーかレンタサイクルを借りて、もっと海の近くまで行ってみよう」ということになりました。レンタサイクルの受付は駅にあるので、いったん戻ります。
その途中で、白い壁と木製のドアが目を引く、すてきな店構えのカフェを見つけたので、先を歩いていた友人を呼び止めて、コーヒーを飲んでいこうと提案しました。

コーヒーのメニュー表、見開きページ分ずらりと書かれている
店主によると、新型コロナウイルスの影響で、最近はお客さんが少ないとのこと。
「でも、今来られて良かったです。一杯ずつこだわっていれるコーヒーなので、お客さんが多い時だと小一時間お待たせしてしまうこともあったんですよ。」
メニューに書き添えられたコーヒーの特徴からも、店主のコーヒー愛が伝わってきます。これは期待できそうです。

メニュー表のコーヒー以外のメニュー
甘いものも食べたくなったので、自家製のりんごケーキも注文しました。

コーヒーとタルト風の自家製りんごケーキ
りんごケーキにはヨーグルトが添えられています。
「お好みで、ヨーグルトの酸味を合わせてみてください」とのこと。食べてみると、不思議なぐらい味がマッチしていました。コーヒーも最高でした。このおいしさに慣れたら、インスタントコーヒーが飲めなくなってしまうかも…。

グラスに黒ビールのようなコーヒー、抹茶のモンブラン
こちらは、友人が注文した抹茶のモンブランとアイスコーヒーです。
アイスコーヒーは一見、黒ビールのようにしか見えませんが、「カフェ・シェケラート」というコーヒーなのです。泡が消えないという、なんとも不思議な飲み物です。

コーヒー、白いカップ
コーヒーがあまりにもおいしかったので、もう一杯注文することにしました。
メニューの説明書きを読んでも、コーヒーの知識がない私にはよく分からなかったので、「さっきのものとは違う感じのものが飲みたくて、ええと、酸味がほしいです。あと、あまり濃くなくて…。」とイメージを店主に伝えました。そうすると、「それでしたら、こちらがおすすめです。あとは、これもいいかもしれません」と、的確にチョイスしてくださいました。

友人に「二杯も飲むなんて、珍しいね」と言われました。たしかに私は、普段は同じ店で二杯も注文することはありません。それほどおいしかったのです!
私は友人に「ぜひ、りんごケーキも食べた方がいいと思う。おいしいよ」とすすめ、友人も「それなら食べてみたい」と注文しました。

木のカウンターに置かれたメニュー表、「樵」と店名が書かれている
「樵(きこり)」という店名は、店主のお父様がきこりだったことから名付けたそうです。木のぬくもりを感じられる店内で、大満足の寄り道でした。
糸魚川の魅力にとりつかれつつある私たち。次は海を目指します!

JRおでかけネット 糸魚川駅:https://www.jr-odekake.net/eki/timetable?id=0541482
糸魚川ユネスコ世界ジオパーク 糸魚川ジオステーションジオパル:https://geo-itoigawa.com/tourism/base/geopal.html
糸魚川観光ガイド:https://www.itoigawa-kanko.net/
糸魚川市ホームページ「奴奈川姫の伝説」:https://www.city.itoigawa.lg.jp/3790.htm
JRおでかけネット 映画ドラえもん公開記念「どこでもドアで、どこいこう。」キャンペーン「どこでもドアきっぷ」:https://www.jr-odekake.net/navi/dokodemodoade-dokoikou_cp/dokodemodoakippu/

女性/30代 発達障害, 精神障害

九州地方在住。ボランティアから始めた地震被災者支援の仕事が終わり、現在将来を模索中。
発達障害、線維筋痛症、強迫神経症などあり。理解ある周囲のサポートを受けながら生活しています。
長く拒食症でしたが、今はおいしく食べています。旅先での食事もご紹介したいです。
・すきなもの:草、花、猫、スピッツを歌いながらドライブ
・すきな場所:お寺、水源、薄暗いところ
同じところにいても見ているものが違うとよく言われます。ちょっと違った視点での楽しみ方をお届けできたらうれしいです。

・発達障害者主体のNPO法人で活動しています。
HP:https://unevennpo.wixsite.com/decoboco

旅行エリア
中部, 新潟県, 糸魚川市
旅行期間
対象読者
発達障害 精神障害 内部障害 その他
見つけた設備・特徴 ピクトグラムの説明 新しいウィンドウで開きます

関連タグ
発達障害ADHD線維筋痛症JR新幹線電車旅糸魚川カフェ