たてもの園にある3階建ての洋館デ・ラランデ邸

     


東京都小金井市にある江戸東京たてもの園(公式HP: https://www.tatemonoen.jp/)。日本の江戸時代、明治、大正、昭和時代の建築物が保存されており、日本の豊かな建築文化に触れることができます。
建物は全て都内から移築したもの。西ゾーンには多摩地区、センターゾーンには山の手、東ゾーンには台東区など下町エリアにあった建物が並んでいます。
すべての建物を見て回るには1~2時間程度かかります。障害者手帳があれば、本人と介助者2名が無料で入場できます。
障害者手帳の割引が使えて、写真を撮りたくなるようなスポットを探していたところ、たてもの園を知り、行ってみることにしました。
コロナ感染防止のため、係員はマスクをしての対応でした。入園時に検温が行われていました。
取材した7月は、園内は、特にセンター・西ゾーンは見学できるエリアがかなり限定されていました。現在は一部を除き内部見学が可能になっています。ただし一度に入れる人数は建造物ごとに異なります。

今回は東ゾーンを中心に紹介していきます。

ビジターセンター前。たてもの園の職員と筆者。
ビジターセンター前。ビジターセンターは元は光華殿という式殿でした。1940年に建てられたものを移築しています。
筆者(写真中央)を案内してくださったのは、たてもの園係長の髙橋さん(写真右)と職員の鈴木さん(写真左)。
ビジターセンターには、受付、売店、トイレ、AED、ベビーケアルームなどがあります。受付で申し出ると、聴覚障害の人向けの筆談ボード、視覚障害の人向けの点字版しおりなどを利用することができます。

ベビーケアルーム”mamaro”
ビジターセンター内にあるベビーケアルーム”mamaro”。授乳、おむつ替え、離乳食など、赤ちゃんのケアが完全個室でできます。

たてもの園の地図
たてもの園では、開園当初からバリアフリーを意識した対策が取られてきました。車いすでも入れるように、多くの建物にはスロープが設置されています。改修が難しくスロープを常設できない建物の場合も、係員が一時的に仮設スロープを置いてくれます。

石畳の道を再現した箇所
一部、石畳の道を再現している箇所があります。車いすやベビーカーだとガタガタしますので注意。

東ゾーンのメインストリート
東ゾーンのメインストリート。下町の風情が漂う、商店街のような場所です。

村上精華堂(化粧品店)
1928年に建てられた村上精華堂。イオニア式の柱を持つ、当時としてはモダンな建物。

村上精華堂内部。当時販売されていた化粧品の展示。
村上精華堂内部。今でいう化粧品店です。化粧用のクリーム・椿油や香水等を作って販売していました。

大和屋本店(乾物屋)
1928年に建てられた大和屋本店(乾物屋)。(写真は公式HPより)

大和屋本店内部。本物そっくりのスルメ、昆布、卵、鰹節の展示。
大和屋本店内部。並んでいる商品は本物そっくりの模型。スルメ、昆布、卵、鰹節など、美味しそうです。

花市生花店
1927年に建てられた花市生花店。入り口に段差があります。(写真は公式HPより)

花市生花店内部。販売されていた本物そっくりの花の展示。
花市生花店内部。こちらも、赤、青、黄、白、ピンクなど色とりどりの造花が本物そっくりに並んでいます。見ていて和みます。

武居三省堂(文具店)
1927年に建てられた武居三省堂(文具店)。入り口に大きな段差があります。(写真は公式HPより)

武居三省堂内部。販売されていた書道用具の展示。
武居三省堂内部。書道用具が並んでいます。当時の文具といえば毛筆、すずり、墨汁でした。

休憩所
こちらは休憩所です。一階は休憩スペース、二階はうどん屋になっています。

川野商店。和傘問屋
1926年に建てられた川野商店。和傘問屋です。(写真は公式HPより)

川野商店内部。畳の上に販売されていた和傘が展示。
川野商店内部。畳の上に和傘が広げられています。

万徳旅館
江戸末期~明治初期に建てられた万徳旅館。(写真は公式HPより)

万徳旅館内部。宿泊用の客室
万徳旅館内部。宿泊用の客室です。ふすまの向こうは寝室で、取材時は夏でしたので、蚊帳が広げられていました。蚊帳の中で眠るのは、守られているようで安心しますね。

小寺醬油店
1933年に建てられた小寺醬油店。(写真は公式HPより)

小寺醤油店内部。酒類などが展示。
小寺醤油店内部。酒、味噌、醤油を販売していたお店です。店内には、昔のレジや、当時の流行が反映されたポスターも展示されていました。

子宝湯。銭湯。
1929年に建てられた子宝湯。東京型銭湯を代表する建物で、神社仏閣を思わせる造り。係員によると、この建物は外国人観光客に人気だそうです。

子宝湯内部の浴場
子宝湯内部には脱衣室と浴場があります。浴場には富士山と三保の松原がバックに描かれています。蛇口上の壁にも絵があり、源平合戦や猿蟹合戦などの1シーンが描かれています。

デ・ラランデ邸
私がたてもの園で一番好きなのは、西ゾーンにあるデ・ラランデ邸。元は平屋建ての洋館でしたが、1910年ごろにドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデによって3階建てに増築されました。この建物にはエレベーターが設置されています。

デ・ラランデ邸内部。
デ・ラランデ邸内部。ここには大正風の喫茶店・武蔵野茶房が入っています。コロナ禍が落ち着いたら、ぜひ、ここで珈琲とケーキを楽しみたいです。ピアノも置かれており、弾いてみたいと思いました。

たてもの園のバリアフリー情報は公式HP(https://www.tatemonoen.jp/shisetsu/barrierfree.php)にもまとめられています。充実しているので、ぜひご参照ください。

女性/30代 発達障害

女性障害者メディア「ココライフ女子部」、障害者雇用メディア「ミルマガジン」などで執筆。寄稿、翻訳多数。大学生で発達障害と診断されるが、障害者と健常者での富士登山などを通して、挑戦や多様性の価値を信じる。海外の多様性にも関心あり。
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旅行エリア
関東, 東京都, 小金井市
旅行期間
対象読者
視覚障害 聴覚障害 肢体不自由 車いす 電動車いす 歩行補助具 発達障害 知的障害 精神障害 内部障害 高齢者 マタニティ 乳幼児連れ 補助犬ユーザ
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