「宮川朝市」の横断幕、曇り空

     


初めての飛騨高山旅行。2日目の夕食は奮発して飛騨牛を食べ、大満足。
今回は3日目に訪れた、朝市の様子をご報告します。飛騨高山では毎朝2カ所で朝市が開かれていて、新鮮な農産物や特産品を、生産者とのおしゃべりを楽しみながら買うことができます。

高山駅、陣屋前朝市、宮川朝市の位置をあらわす地図
飛騨高山旅行も3日目。きのう、高山陣屋や飛騨国分寺を観光した私は、すっかり高山の魅力にとり付かれていました。3日目には目が覚めると、行ってみたい場所が次々に思い浮かんでそわそわしました。今回は、3日目の午前中に訪れた朝市の様子をご紹介します。
【3日目・前半】高山駅前のホテル(紫の矢印のあたり)……陣屋前朝市(緑の丸印)……宮川朝市(赤の矢印)
すべて徒歩で移動しました。高山駅から陣屋前朝市までは、直線距離で600メートルほどです。

「陣屋 朝市」と書かれた木札
飛騨高山では毎朝7時ごろから11時半ごろまで、朝市が開かれています。しかも、「陣屋前朝市」と「宮川朝市」の2カ所もあるとのこと。どちらから見ようか迷いましたが、8時半ぐらいに、宿泊先から近い陣屋前朝市を訪れました。

白いテント下での農産物などの販売
私が2日目に観光した「高山陣屋」の前の広場に、テントがたくさん立ち並んでいました。それぞれのお店がテントを出しているようです。野菜、果物、お花、ジャム、ドライフルーツ。生産者がお店を出していることもあり、「うちのお父さんが無農薬で作ったものだからおいしいよ」などと話しかけられます。どれもおいしそう!全部買いたくなりました。

2列並んでいるテント、朝市に訪れている方々
もちろん、朝市には観光客だけでなく、地元の方々も来ています。知り合いらしい方々はあいさつをしたり、立ち話を始めたりしていました。そして、観光客も地元の方も、よくペットを連れていました。ワンちゃん同士があいさつをしていることもありました。

地面に寝そべっている大きな白い犬
飼い主さんがご友人とお話をしている間、ごろんと横になっている大きな犬がいました。あまりにもかわいかったので、飼い主さんに「写真を撮らせてもらってもいいですか?」と尋ね、一枚撮らせていただきました。秋田犬で、「あきちゃん」という名前だそうです。うーん、このふわふわにさわりたい。もう一度飼い主さんに許可をもらって、なでさせてもらいました。とてもきれいな毛並みです。きっと、丁寧にお手入れしてもらっているのだと思います。

交差点にあるあずまや


小さな草、しだれて咲く赤い花
あきちゃんとさよならするのは名残惜しかったのですが、宮川朝市にも行きたかったので、移動することにしました。地図で場所を確認するため、陣屋前朝市の横の道にあるあずまやでスマートフォンをチェックしました。あずまやの横には、赤い小さな花が咲いていました。素朴な姿で、秋らしい花だと感じました。

宮川朝市の入り口


高い位置に掛けられた「宮川朝市」の横断幕
陣屋前朝市から10分ほど歩いて、宮川朝市には9時半ぐらいに到着しました。こちらは高山の中心を流れる宮川に沿って、テントが立ち並んでいます。

左側に朝市のテント、右側に店が並ぶ宮川朝市
お店の方の話によると、「新型コロナウイルスが流行する前は、外国の方がとても多かった。今は入国制限があるので、残念ながらほとんどいらっしゃらない。でも、観光客は少しずつ戻り始めているようだ」とのことです。
道の片側には朝市のテント、反対側にはレストランやカフェに、お土産屋さん。どのお店も気になって、なかなか前に進めません。

コンテナに並べられたブドウ


黄色いコンテナの中の真っ赤なリンゴ
ぶどうやりんごは、それぞれ種類がたくさんありました。

楕円形の木の実「ポポ」
こちらのお店で、図鑑でしか見たことのなかった果物「ポポ」を発見!購入しました。ポポは北米原産の木の実で、カスタードクリームのようなねっとりとした甘さがあります。

色々な種類の山野草
山野草のお店もありました。植物好きの私は、しばらく眺めさせてもらいました。

たこ焼き屋の屋台


ショーケースの中のミニタイ焼き
屋台も出ています。おいしそうです。

紙に包まれたミニタイ焼き
ミニたい焼きを買って、その場で食べました。あつあつでおいしかったです。

山ブドウと山栗


たくさんの切り花
買いたいものがあり過ぎて、どのお店でも迷ってしまいます。
実は私は、朝市に行く前、「旅行中だし、野菜や果物を買っても、持って帰るまでに傷んでしまうかもしれない。見るだけになるだろうな」と思っていました。ですが、結局たくさん購入。青りんごはトランクに入れて持ち帰り、お土産にしましたし、「ポポ」はホテルで食べました。それに、思っていたよりお土産にしたくなるものが多かったのです。お米のスナック、桃のジャム、一刀彫(いっとうぼり)のブローチ、小さなさるぼぼ。飛騨地方のお土産として有名なさるぼぼは、「猿の赤ちゃん」という意味で、昔はお守りにもされていた人形です。朝市にさえ行けば、飛騨高山のお土産はそろうかもしれません。
それに、地元の方々とお話ができるのも大きな魅力です。高山の言葉は柔らかい印象で、お話すると気持ちが和みました。
飛騨高山を訪れたら、朝市は絶対にはずせません!

・陣屋前朝市:http://www.jinya-asaichi.jp/
・宮川朝市:http://www.asaichi.net/
・高山市公式観光サイト:http://kankou.city.takayama.lg.jp/index.html
 *「お役立ち情報」のページに、バリアフリー観光や多目的トイレの情報があります。


女性/30代 発達障害, 精神障害

九州地方在住。ボランティアから始めた地震被災者支援の仕事が終わり、現在将来を模索中。
発達障害、線維筋痛症、強迫神経症などあり。理解ある周囲のサポートを受けながら生活しています。
長く拒食症でしたが、今はおいしく食べています。旅先での食事もご紹介したいです。
・すきなもの:草、花、猫、スピッツを歌いながらドライブ
・すきな場所:お寺、水源、薄暗いところ
同じところにいても見ているものが違うとよく言われます。ちょっと違った視点での楽しみ方をお届けできたらうれしいです。

・発達障害者主体のNPO法人で活動しています。
HP:https://unevennpo.wixsite.com/decoboco

旅行エリア
中部, 岐阜県, 高山市
旅行期間
対象読者
発達障害 精神障害 高齢者 乳幼児連れ その他
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なし
関連タグ
発達障害ADHD線維筋痛症飛騨高山陣屋前朝市宮川朝市