8月も終わりですが、まだまだ暑い日が続いています。私は連日の暑さでアトピーが悪化し、体のだるさも慢性化していて、だんだんやる気もなくなってきていました。父が「たまには外でご飯でも食べたらいいよ」と言ってくれたのをきっかけに、この日、母とランチに行くことにしました。
宮崎駅の近くにある定食屋さんまで歩いていく途中、猫がいました。写真を撮らせてもらおうと思って近づくと、
ちらりとカメラ目線をくれました。
でも、やっぱり眠たいようです。
近くにいた他の猫たちもぐっすり眠っていました。
小さな猫が一匹だけ起きていて、こちらに近づいてきました。猫好きの私は嬉しくなりましたが、新型コロナウイルスは猫も感染するという話を聞きますし、食事の前でもあったので、なでられませんでした。こんな時でなければ、私に近づいてきてくれた猫ちゃんをなでたかったなあ、と少し残念に思いました。
目的のお店「マツボクリ食堂」は、「宮崎駅前商店街あみーろーど」内にあります。あみーろーどは宮崎駅西口の斜め前から市街地中心部方向に延びる道です。道路の所々に立つおしゃれな街灯には、スピーカーがついていて、ゆったりとした音楽が流れています。
お店は宮崎駅から徒歩5分程の所にあります。お店の周辺は、点字ブロックのある歩道が整備されていて歩きやすい道ですが、あみーろーど内は道幅がやや狭く、街路樹などもあるので、少し注意が必要かもしれません。
あみーろーどには公民館もありました。公民館の隣に「阿弥陀堂」があり、説明によるとヒノキでつくられた阿弥陀様は平安時代後期の特徴を持っているそうです。母は「今まで何度か通ったけれど、阿弥陀堂があることに気が付かなかった」と言っていました。私も足を止めるのは初めてだったので、今までの分も拝みました。
阿弥陀堂から道をはさんでほぼ向かい側に、目的のお店が見えていました。
かわいらしい提灯が目印です。
のれんも上品でおしゃれですね。
入り口に段差はありませんが、間口が少し狭いので、車いすではやや通りにくいかもしれません。
新型コロナウイルスなどの感染症対策に、消毒用アルコールスプレーが置かれていました。私たちも手指を消毒して店内へ。
店に入ると冷蔵ショーケースがあり、中に20種類ぐらいのお惣菜が並んでいます。その中から3つを選び、ご飯の量を決めて、先にお会計をします。用意ができると番号で呼ばれるので、レジの横で受け取るという流れです。
たくさんのおいしそうなお惣菜の中から3つを選ぶのが大変です。こっちもおいしそうだし、でもあっちも食べてみたいし、やっぱりそっちにしようかな?と、私はずいぶん迷ってしまいました。家を出るまで暑さで食べる気をなくしていたのが嘘みたいです。
注文を済ませて、清潔感のある席でできあがりを待ちます。冷たい水を飲んで一息つくと、すぐに番号を呼ばれました。
私はカツオのたたき、タンドリーチキン、ツナと人参のサラダを選びました。ごはんの量は「普通」です。
母は筑前煮、ナスと肉のはさみ焼き。ツナと人参のサラダは私と同じです。温かいお味噌汁とお漬物も付いて税込800円なのでお得だと感じました。
もちろん、味付けもとてもおいしかったです。味がしっかりついているのに濃過ぎず、どのお惣菜もそれぞれに「今までにも食べたことのある料理だけれど、食べたことのないおいしさ」だと思いました。一見素朴な料理のようで深い味わいに、母も私も大満足です。
私たちが食べている途中にも、お客さんが次々とやってきていました。テイクアウトの人たちもいました。オフィス街も近いので、お弁当を買いに来る人も多そうです。
ゆっくりとおいしい料理を食べて元気を回復したので、宮崎駅まで散歩してみることにしました。宮崎駅の横では現在、「アミュプラザみやざき」という名称の商業施設の建設工事が進んでいます。11月の開業予定で、宮崎では大きなニュースになっているようです。私も開業したら買い物や映画鑑賞に行ってみたいと思いました。
大通りを戻っていると、地面をハクセキレイが歩いていました。母は鳥が好きなのですぐに見つけます。立ち止まって尾を上下に振る姿がかわいらしい小鳥で、私も大好きです。観察しながらしばらくついて行きましたが、ハクセキレイは飛ばずにちょこちょこと歩き続けてくれたので、たくさん写真が撮れました。
私は暑さに弱いので、夏は特に体が疲れてしまって、家で休むことが多いのですが、少しだけ頑張って外に出るのも良い気分転換と運動になると実感しました。何より今回はおいしい食事でエネルギー補給もできたのでうれしかったです。これからも時々は意識的に出かけようと思います!
・「マツボクリ食堂」ホームページ:
https://matsubokuri.com/
・「アミュプラザみやざき」ホームページ:
https://www.amu-miyazaki.com/
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